民放GT帯の連ドラが出揃ったので、1話見たやつの感想まとめです。
◾️君が心をくれたから
令和の6年に主人公2人の指切りを見ました。2回見ました。
①永野芽郁がかわいい
②ファンタジー！
③差し出す「心」が重すぎて吐きそう
1話の感想は以上です。
我々夫婦は、ドラマで可愛い子を見ると「〇〇たんかわいいね」と言う謎の癖がついているので、今回も「芽郁たんかわいいね」とお互い5回ずつくらい言いました。
このドラマに言いたいことは一つです。
「心」が重いのよ。
太陽（山田裕貴）が死ぬのを助ける代わりに、「心」（＝五感）を「あの世からの案内人」（なんか自分で書いてて恥ずかしい）に差し出す約束をしたヒロイン・雨（永野芽郁）。
五感て……。
どれか１つでも失ったら大変なのに、五感？
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の全部って本気？
太陽を救う代償でかすぎないか？
突然ですけど、「続・星の金貨」ご覧になっていた方、覚えてますでしょうか？
口が不自由な主人公の彩（酒井法子）が途中で目も見なくなるんです。そして、ようやく好きな相手・秀一（大沢たかお）と結婚することになるんですけど、教会に現れた秀一は刺されて血まみれ。「彩、綺麗だよ」と言って力尽きるんですけど、彩は目も見えないし耳も聞こえないので何が起こっているのかわからず、ただ秀一が自分の手を取るのを微笑んで待っているんです。
……私、もはやあれトラウマなんですよ！「続•星の金貨」の頃ってまだバブルでした？なんでヒロインがあんな目に遭うドラマ作れたの？
それでも、「続・星の金貨」の彩ですら視覚と聴覚だったんです。それに加えて、今回は触覚、味覚、嗅覚も…？
嘘ですよね？この不景気に、なんてもん見せようとしてるんですか？雨はようやくまた「パティシエになりたい」という目標を持ったとこですよ？
自分の心を救ってくれた男を救うために1つずつ五感を失っていく……。
そりゃ泣くよ！きっと毎回泣いちゃうよ！
きっと、1つ1つの五感の有難味も感じるし、平凡な日常がどれほど有難いことかも感じるでしょうよ。
でも嫌なんだよ！
1つずつ五感が失われて悲しむ永野芽郁を見るなんて地獄。もはや、雨に辛い思いさせてこっちを泣かせるための、毎話視聴者を泣かせるためだけのファンタジー設定なんじゃないかと勘繰ってしまう。（違いますよね？）
無理だ……永野芽郁が苦しんでいくところなんて見れない……
と1話を見終わって夫に言ったら「大丈夫！ドラマだから！」と明るく返されました。
……そういうことじゃねーんだよなぁ。
途中で何故か「五感」差し出さなくてよくなって、とんでもない逆転満塁ホームランで永野芽郁ちゃんが幸せになってくれますように！
◾️おっさんずラブ－リターンズ－
平和な話です。嫌な人でてきません。
『君が心をくれたから』を見てこっちの心がやられたら『おっさんずラブ』を見たらいいかもしれません。
それにしても、はるたん（田中圭）は罪な男だよ。
あ、ここにも「〇〇たん」が。
◾️ さよならマエストロ～父と私のアパッシオナート～
愛菜ちゃんイラつくーーー！！！！
あのかわいい芦田愛菜ちゃんにイラつく時が来るなんてと感慨深い。
そんでもって愛菜ちゃんが社会人役…！
時が経つのは早いものです。
それにしても愛菜ちゃんの父親（西島さん）への態度がひどい。お前は中学生か高校生か！とツッコミたい。もう大人なんだからその態度はないんじゃないか？
あー、早く仲直りしてくれないかな。
……しないか。ドラマの半分はそこが核ですもんね。じゃあしばらく西島さんに態度悪すぎな反抗期拗らせてる愛菜ちゃんを見ないといけないのか。
うむ。
設定はありがち？かもしれませんが、指揮する西島さんが本当に楽しそうで、こちらも楽しく見れました！
どうでもいいですけど、副題が覚えられなくて、タイトル打つのが面倒です。アッパシ？アパッチ？マリトッツォ？
◾️春になったら
こんな明るい余命宣言ある？
というオープニング。
なんでしょう。オープニングからも感じる「このドラマ何か面白そう」感。
キャストもいい。
奈緒の10歳上の彼氏（芸人）、濱田岳かい！
小林聡美も出とんのかい！
あ、光石研さん、いつもお世話になってます。
登場人物についてまとめると以下の通りです。
①カズマルくん（濱田岳）のネタがひどい。
②奈緒、彼氏（のお笑い）対して盲目。
③木梨さん、敏腕実演販売士役の説得力ありすぎ。
父親が余命3ヶ月と知った直後に助産師としてお産に立ち会う奈緒の頭には、父親との思い出がフラッシュします。その、本当になんてことない思い出に、泣きそうになりました。
3ヶ月後にこの世を去る父と、3ヶ月後に結婚する娘。
死に向かっていく父親と、助産師として生まれてくる命を見つめる娘。
その対比がわかりやすい。
父親に治療を受けてほしいと説得しようとする奈緒がうまかったです。
悲しみと苛立ちとどうしたらいいかわからない気持ちと全部がごちゃまぜになった表情と声でした。
ちなみにカズマル、悪いが私が親でも結婚反対するぞ！
◾️となりのナースエイド
視聴率よかった、2話の視聴率が1話より上がった、という話を聞いて見てみました。
まず、川栄の透明感がやばいです。
あんなママいるの？（私もあんなママになりかった…）
ナレーションの代わりに川栄がめちゃくちゃ独りごと言ってます。何をしたいか、何を考えてるかよくわかる。
川栄は元気いっぱいでいいんですけど、職場の医者も看護師も嫌な感じの奴が多くて、ナースエイドを馬鹿にしすぎてイラッとします。
みんなさ、それぞれの仕事を尊重しようよ。いろんな仕事があって世の中回ってんだからさ。
さて、1話の山場、患者の異変を感じ、オペ室に乱入して手術を止める川栄。
天才外科医の高杉真宙が診断すると川栄の指摘通り患者は脾臓から出血していることがわかります。この血腫が破裂すれば致命的だ！という話になった瞬間、なんと本当に破裂。外科医の小手伸也（コンフィデンスマンの印象が強すぎていまだに五十嵐と呼んでしまう…）や看護師はパニックに！
小手「どどどどどうします？」
え、どどどどどどどどドラえもん？
外科医役の高杉くんがかっこよくて癒されました。
ありがとうございます。
◾️グレイトギフト
倉科カナがいい。
倉科カナが会員制ラウンジの超絶色っぽい役やってるんですけど、これがまぁよく似合ってます。
ちょっと凡人が手出せないっていうか、出したらやばいことになりそうな雰囲気をまとってます。
その上堂々の「力のある男が好き」発言。
……なんかもう逆にいい！
この先反町が力をつけて、倉科カナからアタックされるところを見たい。
そう、反町隆史ですが、現状はグズグズ系です。
冠城亘ーーー！！！！
しゃきっとせんかーい！！！！！！！！
※冠城亘は『相棒』の役名です
と叫びたい気持ち。
よかれと思って行動したはずなのに、既に泥沼にはまってて可哀想な主人公。
このどんどんやばい方向に話がいく感じが『マイファミリー』感ありますね。
そして佐々木蔵之介は、やはりただのいいお医者さんじゃなかった…。
なんか、佐々木蔵之介は「ただのいい人じゃない」ことが多すぎて、もはや「ただのいい人」を普通に演じてほしい気がしているのは私だけでしょうか？
次のドラマでは「主人公を支えてくれるただの優しい上司」として蔵之介に会いたいです。
◾️婚活1000本ノック
初回視聴率3.6%を叩き出してしまったこちらのドラマ。あまり興味なかったんですけど、思いの外面白かったです。
なんと言っても、福田麻貴がちょうどいい！
長らく彼氏がおらず、変な男にヤリ逃げされ（しかも一方的に連絡しまくった）、合コンで30代と言えばあからさまにがっかりされ、売れない小説家として仕事をしつつ売れっ子の作家に嫉妬し、彼氏はほしいけれど婚活には抵抗があり、プライドだけは高く、なんとなく色々うまくいかない33歳ヒロインに、福田麻貴がなんとしっくりくることか。（いい意味です）
これまで時々ドラマで福田麻貴を見ても何も思わなかった（わざわざ出すほどうまいか？と思う時もあった）んですけど、このドラマは福田麻貴にピッタリで、違和感もない。演技が上手くなったと言うより、役が福田麻貴に寄ってきてる感じ。
周りの出演者によってはもう少し高い視聴率を狙えたんじゃないかと思うと少し残念。
◾️ Eye Love You
人の心が読める特殊な能力を持つ主人公•二階堂ふみ。
あんなに明るく、まっすぐに仕事してて偉い。私だったら人の気持ち読むの怖くて引きこもりになるかも。だってマスクしたまま挨拶して、次会った時にマスクとったら「うわ、思ったより歳いってる…！」とか聴こえるんでしょ？（被害妄想）
と思ったんですけど、自分を助けたせいで寝たきりで会話も不能となった（二階堂ふみは心の声が聴こえるので話せます）父親（志らく）の入院費用を稼ぐためと言われたら納得。それはもう、どうにか歯食いしばって頑張るしか道がない。
1話だけでもおいしそうな韓国料理がたくさん出てきてお腹が空きました。
ビビンバ、スンドゥブ、チヂミ、トッポギ……
深夜に見ちゃダメ。もはや飯テロ。
翌日、私はランチの時間に韓国料理食べに行きました。
「会えて嬉しいです！」とあのデリバリーの男の子が笑顔で言った瞬間、日本中でトキメキが同時多発したと思われます。皆さま、心臓大丈夫でしたか？
人生で一度でも、あんなにはっきりと嬉しそうに「会えて嬉しい！」と私も言ってもらいたい。
◾️不適切にもほどがある！
クドカン脚本のドラマって独特の勢いみたいなのがありますよね。
そして、昭和よ、タバコ吸いすぎなんじゃ！
今クールはファンタジーというか、特殊設定が多いですね。流行？
とりあえず、おしまい！
