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映画『ある閉ざされた雪の山荘で』 | 最大の疑問「久我、いる?」

間宮(祥太郎)が好きなのでprime videoで配信が始まった『ある閉ざされた雪の山荘で』を見ました。

 

 

まずポスターのコピーから面白そう。

 

•全員役者、全員容疑者。

•累計1億部突破の東野圭吾が仕掛ける、サスペンス•エンターテイメント。

 

 

「累計1億部突破の東野圭吾」というワードの何たるパワーよ。

「全員役者、全員容疑者」というワードの何たる分かりやすさよ。

 

ちなみに、映画の主演は重岡大毅くんです。

 

 

さて、あらすじはこちら。

 

劇団に所属する役者7人に届いた4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。
新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが
“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という

架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件

出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。
果たしてこれは、
フィクションか?

それとも本当の連続殺人か?
彼らを待ち受ける
衝撃の結末とは――

 

 

 

遥か昔に原作読んだと思うんですけど全く覚えておらず、原作未読とほぼ同じ状態で見れました。

 

 

見終わって1つ聞きたいんですけど、久我(主人公•重岡大毅)って何で呼ばれたんですか?

 

 

※この最大の疑問についてネタバレなしで語り合うのは無理なので、まだご覧になってない方は今すぐ配信をご覧ください。

 

 

 

がっつりネタバレしますので、ちょっとでも見ようかなって人は今すぐ逃げてください。

私はいつでもここにいるので、見終わったら久我について語り合いましょう。お待ちしています。

 

 

 

……ということで、映画をご覧になっている方、お待たせしました。

 

 

えー、本日の会議を始めます。

議題は以下の通りです。

①久我、いる?

② 「東郷先生」は結局クズってことでいいの?

 

 

 

【議題①】

久我、いる?

 

はっきり言いますけど、久我いらないですよね?

 

いえ、もちろん重岡くんがいらないとかそういうことではなくて、あのオーディション自体全て仕組んであることじゃないですか。

で、あの事件を計画したわけですよね。

 

……久我、いらねーじゃん!!!!

 

何で久我呼んだよ?

久我なんて呼んだから事件の真相がみんなにわかっちゃったじゃん。

久我の部屋見た?あれ、警察の人間の部屋だよ。もしくは、数人いる復讐相手について調べてる復讐に燃える人間の部屋。事件を解こうという気合いのレベルが違うのよ。

 

たぶん、久我って探偵事務所でバイトしてます。劇団の人間について調べて色々貼ってた壁、あれプロの仕事でしょ。テーブルあるのに壁にあんなの貼るってやばいよ。

しかも真相を話す時「これは3重構造です」とか名探偵並みに説明し出して、本気で「だからお前誰だよ!」とツッコミたくなりました。

 

これがもし本当の殺人だったら、アリバイのためとか、何かしらの証言するのに外部の人間がいた方がいいってのはわかります。

でもこれ、全部嘘じゃん!

劇団のメンバーだけでやった方が安パイなのに、何故に久我を呼んだ?

 

久我が最終選考に残っていることは事実でみんなが知っているから呼ばないと疑われるから?

でもそんなの何とでもできますよね。

スケジュールが合わなくて不参加(不合格)になったとか、体調崩したとか、牡蠣に当たったとか、下痢でトイレから出れないとか、ウイル性胃腸炎とか、もはや何でもいい。わざわざ久我呼ぶなよ!

 

そんでさ、何で久我だけ現地集合なわけ?

みんな目隠しして目的地近くのバス停まで来たのに(あれもなんか意味あった?)、久我はどうしたのよ。みんなで一緒に来いよ!

 

 

 

 

【議題② 】

「東郷先生」は結局クズってことでいいの?

 

 

劇中で何度か繰り返された言い争い。

「東郷先生と寝たか」

 

本人が納得してるなら、というか、東郷から脅されたとかじゃなくて役がほしくて自分からいってるなら、寝てようが正直どうでもいいんですよ。

 

「寝てると思ってるんでしょ!」

「だったら何?」

「寝てないから!」

みたいなこと何度か言ってて、いやもうどっちでもいいけど、どっちなんだよ!っていう。

 

でも、東郷は中西(中条あやみ)に決まってたヒロインを急遽笠原(堀田真由)に変えたことがあるし、誰から見ても才能があった麻倉(森川葵)を最終選考前に落としてるってことは、もうそうなんですよね?笠原と寝てるんですよね?

 

しかも、麻倉は落として、劇団にお金を出資してる人の娘である元村(西野七瀬)は合格させているという……

みんな「東郷先生」ってすごい存在みたいに言ってるけど、ただの気持ち悪いおじさんにしか思えない。

 

この「東郷先生」が声の出演だけ(リハの時とラストにいました?)っていうのにはどんな意図があったんですかね。

めちゃくちゃ声がいい上に回想シーン含めて東郷は出てこないので、異様にその存在感が際立つんですよね。見えないことでより浮かび上がってる感じがしました。

その姿のない存在感に何があるのかと思ったら別に東郷については何もなく終わるという……。

 

まぁとにかく東郷はクズってことでいいんだよね、と思っていたら、ラスト偉そうにポスターの演出家のところに堂々と名前載ってて、ん?となりました。

 

東郷はどういう立ち位置なの?

スペシャルクズでいいの?

 

 

 

【その他、共有のみ 】

•先生からのメッセージの出方が毎度おしゃれ

•ゲーム(最終選考)が始まった!と思ったけど誰も動かない

•『そして誰もいなくなった』の文庫を読む意味

•『そして誰もいなくなった』夜に外で読んでた奴、見えなくないか?

•赤い紐がハートになった意味

•全員でリビングに固まって夜過ごしたらいいだろ

•「雪の山荘」の設定みんな忘れがち

•井戸、結局なんだった?

•え、ずっとそこにいたの?

•付き合ってもない女のためにここまでやる

•全部結局舞台だっただけ?実話を舞台化?

•そんで久我、お前誰だ

•エンディング曲がいきなりポップ!!!!

 

 

 

えー、今日の会議はここまで。

皆さま、お疲れ様でした。

共有のみのところは各々ちょっと考えてみてください。

 

 

では、おしまい!

 

 

というかですね、確かに私、もともと間宮のこと何となく好きだったんですけど、『真夏のシンデレラ』の感想を全話書き、その他のドラマや映画でも「間宮」「間宮」と言っている間に、なんだか本当に自分が間宮のファンなような気がしてきてます。

まみやーーー!!!!

 

『真夏のシンデレラ』(2023)7話より

 

『ACMA:GAME アクマゲーム』 | 間宮と呼ぶか、祥太朗と呼ぶか

若者向けの内容だから。
アラフォー女が見るジャンルじゃないから。
間宮が長髪だから。

と、見ません宣言をしておいてなんですが、『ACMA:GAME アクマゲーム 』第1話を見ました。

だって、
だって、
だって、

間宮がいるんですもの。

 

そう言えば、最近間宮が何かのインタビューで
「名字は屋号で、その人個人に付いているものは下の名前なので」「友達も、ファーストネームで呼びたいですね」って言ってたんですよ。

あの、これって、間宮ほんとうは「祥太朗」って呼んでほしいってことですか?
私いつも「間宮」「間宮」言ってますけど、間宮が名前で呼んで欲しいならやぶさかじゃありません。これから間宮を「祥太朗」と呼ぼうじゃないか!

ということで祥太朗主演『ACMA:GAME アクマゲーム 』のあらすじはこちら。

織田照朝(間宮祥太朗)は、幼い頃、母親が事故死。日本有数の総合商社・織田グループを経営する父親・清司(吉川晃司)と2人で生きてきたが、父は13年前に“悪魔の鍵”と呼ばれる鍵を照朝に託した直後、目の前で謎の男(小澤征悦)に殺害される。
照朝は父の死の真相に関わる“悪魔の鍵”の秘密を探るため世界を放浪し知識と経験を積んでいたが、謎の財産譲渡事件が相次ぐ日本に帰国。
その照朝の前に“悪魔の鍵”を狙う人物が現れる。この鍵を手に入れた者は、集めた鍵の数だけ運気が上がり、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれていた。
照朝は、“悪魔の鍵”を狙うライバルたちと命懸けの頭脳バトル“アクマゲーム”に挑むことに。それは、時に人の命を奪い合う“究極のデスゲーム”だった…。

 

はい!どうでしょう!
あらすじを見ると「若い子向けかな」と感じる部分もあるかと思うんですけど、確かに私もそう思ったんですけど、でもよくよく考えると「頭脳戦」ってつい見ちゃいません?

ちなみに私は『DETH NOTE』(映画「デスノート」)大好きですし、『ライアーゲーム』好きだし、『カイジ』も『銀と金』も好きです。

基本、頭のいい主人公の考えなんて予想できないんですけど、「おおお!!!頭いい!!!そういうことかーーーーー!!!」みたいになるのが好きです。

さて、『ACMA:GAME アクマゲーム 』は東南アジアからスタート。
いいぞ。海外ロケ!気合い入ってる!!
そして入る、間宮の、いや祥太朗のモノローグ。
これぞ主役。
ごりごりの単独主演じゃーーー!!!


ところで、鍵99本って多くないですか?
ドラゴンボールの7個だって集めるの大変なのに99って……。世界に99本ですよ?集めるの絶対無理じゃないですか?
「99本集めるとこの世の全てを手にすることができる」なんて言われても、あ、大丈夫でーすってなります。99本集めるなんて大変すぎるし、そもそもこの鍵、持ってるだけで「ラッキーマン」になれるんですよ。もうそれだけで十分ですよね。みんな喧嘩しないで、99人のラッキーマンの1人になれるなんて「ラッキーだね」って言いながらやっていかない?と説得したい。


父親を殺した人物をニュースで見た祥太朗は、久しぶりに日本に帰国。アルバイト先からSNSに自撮りをアップし、それを見たの昔の友人が連絡してくるんですけど、そこで私は震えました。

……自撮りしてSNSにアップだと?

そんなことする祥太朗は嫌だ!頼む、何かの作戦であってくれ!
と思ったら本当に作戦で、鍵を狙う人間がそれを見てやってきました。(鍵を狙う奴を誘き寄せる作戦)
よかった!祥太朗が誰かに狙われていることより、祥太朗がカッコつけた自撮り写真アップする奴じゃないことの方が重要。ほんとによかった!
それにしても元秘書がいい奴すぎて、頼むからラストまで祥太朗を裏切らないでくれよと祈りたい。


そして遂に始まる、悪魔の鍵を狙うライバルとの命懸けの頭脳バトル“アクマゲーム”。

なんか出てくる……!
出てくる!出てくる!出てくる!出てくる!

 

 

 

悪魔出てきたーーーーーー!!!!!!!!

 

 

 

……えーっと……
なんかあんまり怖くない気がするんですけど、気のせいでしょうか。

映画『デスノート』シリーズや『今際の国のアリス』のVFXを担当し、日本最高峰のVFX技術を誇るCG制作会社「デジタル・フロンティア」が参画しているそうです。が、何でしょう。この、クマさん感。
ふわふわの毛が可愛さに拍車をかけています。

 

 

心理戦は面白かったですが、祥太朗より早く相手の力の秘密に気づいてしまったのでちょっと残念な気持ちに。
何より、500円玉型のGPSってお父さんすごすぎ!須賀くんの気持ちになって「それは反則だろ!!!」と思ってしまいました。
でもね、きっと、お父さんが祥太朗を守ってくれたんですね。祥太朗をね。

 

祥太朗がね……祥太朗はね……祥太朗にね……

 

しょうた…………
すみません、やっぱり間宮に戻します!!!
しっくりこないにも程がある!!!
間宮!やっぱり間宮って呼ぶわ!!!

【注意】間宮はファンに名前で呼ばれたいなんて、一言も言っていません。

ドラマを見た後で原作をちらっと読んでみたらこの後も面白そうだったので、とりあえず2話以降も見るつもりです。

まみやー!!!!!


おしまい。

 

あなたは短髪派ですか?長髪派ですか?
私は短髪派です♡

 

 

 

 

 

映画『宇宙人のあいつ』の不思議。

まずはこちらのあらすじをご覧ください。

家族になりますまして23年―。
人間の生態を調査しに土星から来た宇宙人は、
真田家の四兄妹の「次男・日出男」として暮らしていた。
兄弟の親代わりで女性とは無縁の長男・夢二、
DVの彼氏から離れられない長女・想乃、
高校時代の同級生から復讐される三男・詩文…
喧嘩もするが助け合う兄弟たち。
家族というものがわからない日出男は、夢二から教えてもらう。
「……兄ちゃん、家族って何?」
「自分よりも、大切なものがあるってこと。」
毎日一緒にご飯を食べ、働き、慌ただしい日々の中、地球を離れる日が近づいてきてしまう。
日出男に残された時間は、あと3日間。
人間として“やり残したこと”への日出男の奮闘が、今始まる!


どうですか?楽しそうじゃないですか?

しかも、次男(というか土星人)に中村倫也、長女に伊藤沙莉、三男に柄本時生、長男にバナナマンの日村なんですよ。もう絶対楽しそうじゃないですか!

監督は『荒川アンダーザブリッジ』の飯塚健
荒川アンダーザブリッジ』は見てない。調べてみたけど、他の作品も飯塚監督のやつは見てるのない。
でも『荒川アンダーザブリッジ』ってちょっと熱狂的なファンもいたやつだし、『宇宙人のあいつ』もきっとおもしろい!絶対おもしろい!

と思って私の大事な土曜日の夜(次の日ゆっくり寝れる唯一の曜日)にprime videoで見たんですよ。

……何故か私にはハマりませんでした。

あ、ここからこの映画好きな人は見ないでください。

結構最初の方から肌感覚で合わない気はしたんですよ。でもあらすじ面白そうだし、中村倫也伊藤沙莉柄本時生ですよ?
いや、ここから面白くなるかもと粘る私。


よくわからんジャガイモが飛ぶ。
伊藤沙莉の彼氏が嫌なやつ。


いかん、無理かもしれん…
いや、でも諦めるのはまだ早い。
だって私は中村倫也のデビューから「この子かわいいな」と思ってきたのだ。中村倫也の主演映画を最後まで見なければ。


変な鰻出てきた。もうダメだ。
土星人?の声が完全に「スッキリ」の山ちゃん。


……こっから挽回できる気がしない。
夫、「寝るわ」と途中離脱。
なんかごめん、と思う私。
でもここまで見たらと意地で最後まで1人粘る。
最後になんかあるかも。
なんかあるかも……!


……終わった。うん。寝よ。(深夜1時)

と土曜の夜を終えました。


たぶん好きな人は好きなんだと思います。
プライムビデオだと星3.9でした。(※2024年2月8日時点)

作品が合う合わないってありますからね。
万人に愛される作品なんてつまんないですよね。
そうです。私に合わなかったところで大した話じゃない。
いや、なんなら私だって本当はかっこよく「飯塚監督の作品はやっぱおもしろいよね!」と言いたかった。ツウぶりたかった…!

しかも、不思議なのが、自分でも正直何がそんな不満があるのかよくわからないんですよ。
鰻と天の声はもっとどうにかならなかったの?とは思いつつ、他の部分については何がそんなにハマらなかったのか…。

役者は完璧。みんなうまい。あらすじも面白い。セリフも滑ってる気はしない。
企画の段階でシナリオ読んだら「これおもしろい映画になりそうだね」って自分も言いそうな気がします。
何が合わなかったのかわからない。不思議……。


それにしても、中村倫也土星人役って、なんとなくギリギリ納得できるというか、似合っててよかったです。
焼肉屋中村倫也がいたら私も通います。
焼肉食べすぎで胃がもたれてても頑張って通ってしまう。


結論:家のそばの焼肉屋中村倫也が働いてなくてよかった。

おしまい。

別の結末を妄想したくなる映画『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』

アーサー・コナン・ドイルの名作探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案に、ディーン・フジオカ演じる犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と岩田剛典演じる精神科医・若宮潤一が数々の難事件に挑む姿を描いた2019年放送の月9ドラマ『シャーロック』の劇場版。

ドラマ見てたはずなんですけど、警部役の佐々木蔵之介がドラマにも出てたか全く思い出せず、オープニングから夫と「蔵之介って出てたっけ?」「どうだったけ?」となりました。
で、調べてみたらなんとドラマ版のメインビジュアルに載ってました。ディーン様と岩ちゃんと蔵之介の3人です。……メインじゃん!!!
アラフォーの記憶力やばいです。

さて、映画のあらすじはこちらです。

瀬戸内海の離島で、日本有数の資産家•蓮壁千鶴男(西村まさ彦)が莫大な遺産を遺して変死した。資産家は死の直前に、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を若宮(岩田剛典)に依頼していた。真相を探るべく島へやって来た獅子雄(ディーン•フジオカ)と若宮の前に現れたのは、異様なたたずまいの洋館と、そこに住まう華麗な一族の面々と怪しい関係者たち。島に古くから伝わる不気味な魔犬の呪いが囁かれる中、島内で新たな事件が連鎖的に発生し……。

ちなみに、主な出演者は以下の通り。

蓮壁千鶴男の妻……稲森いずみ
蓮壁家の長女……新木優子
蓮壁家の長男……村上虹郎

蓮壁家の使用人…椎名桔平

蓮壁家に出入りするリフォーム業者……
広末涼子、渋川清彦(広末の夫)

新木優子の元家庭教師……小泉孝太郎

さて、ここからネタバレしますので、映画をご覧になった方だけ続きをお読みください。

 


…………。

 

観てない方、いなくなりました?じゃあ始めますね。

 

 

 

 

マジで蓮壁家の奴らなんなの?

 

 

 

勝手に一つの家族をめちゃくちゃにしておいて、誘拐した新木優子を大事にしてもあげなかったってどういうことだよ。
もちろん、前提としていくら自分の子供を事故で死なせちゃったからって誘拐はだめだよ。100歩譲っても1億歩譲ってもだめだよ。
でも、1京本譲って誘拐したなら幸せにしてあげてよ。死ぬ気で幸せにしてあげてよ。

なんだよ。夫に叱られたくないからって他人の赤ちゃんを誘拐して、自分の子供が生まれたら蔑ろにして、いないものとして扱って。

自分がいけないんだって、ずっとずっと思ってた新木優子がかわいそうすぎる……。何も悪くないのに、誘拐さえされなかったら本当の両親の広末たちに可愛がられて、お金持ちではなくても幸せに暮らしていけたのに。

 

確かに、新木優子たちは復讐に燃えて蓮壁の人間殺しちゃったよ。それはもうどうしようもない。椎名桔平が全ての罪を背負って自殺したからってどうにかなるもんじゃない。私は正直、せっかく椎名桔平がそこまでしてくれたんだし、もうそういうことにしたらいいんじゃない?って思いましたけど、それでも広末たちはちゃんと自首するって言ってたんですよ。めちゃくちゃまともな人たちじゃないですか?

だって、自分の子供誘拐されて、20年以上ずっと探し続けて、ようやく見つけた我が子はずっと誘拐先で邪険に扱われてたなんてわかったら、私なら気狂いそうになります。誘拐されて大切にしてもらえなかった我が子が復讐したいって言ったらそりゃあ復讐もしますよ。何でも手伝っちゃいますよ。
だって、自分たちが目を離す瞬間がなければ新木優子にそんな辛い思いさせなくて済んだんです。もちろん100対0で蓮壁家が悪いですけどね。それでも自分たちが目を離さなければこんなことにならなかったと何度も自分を責めたと思います。

そんな中、誘拐を見逃した使用人の椎名桔平が全ての罪を背負ってくれたんです。

 

正直、もうよくないか?

 

理不尽に20年家族を奪われて、しかも蓮壁家の当人たちは贖罪の気持ちのカケラもない奴らで。言い方悪いですけど、あれは因果応報以外の何物でもないですよ。因果応報って蓮壁家のためにあるんじゃないかと思うくらい、全員死んでこっちはすっきりしましたよ!(よく復讐ものだと諸悪の根源だけ生き残ったりしてかなりイライラします)

それでも広末たちはちゃんと自首するって言ってんですよ。
それなのに、あのラスト……

 

何なんですかーーーーーーー?!!!!!!

 

嘘でしょ?死んじゃうの?!
やっと会えたのに?これからやっと家族になれるとこなのに??
広末たちの子供部屋見たでしょ?赤ちゃんの時に誘拐されたのに、勉強机も制服も成人服の着物も全部用意されてたよ?新木優子のことを片時も忘れずに、また会える日を夢見てずっとやってきたんだよ。やっと会えたんだよ。
幸せにしてやろうよ涙!!!!!

 

2人も死んでるから警察に捕まって有罪にはなると思うけど、正直私は全て椎名桔平のせいにして3人で幸せに暮らせばいいと思うけど(←まだ言う)、それでもまた出てきたら家族で一緒に暮らせばいいじゃん。小泉孝太郎も待ってるからさ。どこか静かな町で、家族でお店やったりして、これまでの分お釣りがくるくらい幸せになってもいいじゃん!もとがいい人たちなんだからやり直せるよ。やり直させてやってよ!
あんな、死ぬ前にちょっとだけ「お父さん」「お母さん」言われて、夢だった3人で川の字になれてよかったです、幸せです、みたいな感じ出してたけど、そんなんでこっちは納得できないから!!どっかの海辺の町で家族で食堂営んでるくらいの画がないと納得できない!!!

 

ということで、あまりにも広末たちが不憫なので何パターンか結末を考えることにします。


①広末や新木優子たちのあまりの不憫さにディーン様も今回は目を瞑る。蓮壁家は全員死んで、椎名桔平の遺書がある以上はもう何も言えない、真相はわからない、みたいなこと言って去る。(なんか映像残してた奴いたけど、あれはいなかったことにしよう)

②目を覚まし、自分の誘拐の真相と椎名桔平の死を知った新木優は泣き崩れる。広末たちと自首するのを見守るディーン様と岩ちゃん。数年後、どこかの田舎町で広末たちの仕事を手伝いつつ、子供に無料で絵を教える新木優子。そこに小泉孝太郎がやってくる。子供たちに「ストーカーなの?」と聞かれて否定する孝太郎と、思わず笑ってしまう新木優子

③「〜ディーン様と岩ちゃん」まで②と一緒。
海辺の町で食堂を営む広末と新木優子たち。店には新木優子の絵が飾ってある。お店にやってくる小泉孝太郎。広末に「毎日ほんとよく飽きないね」と言われている。孝太郎が忘れていった本を持って追いかける新木優子。何度目かのプロポーズをし、断られる孝太郎。許されないことをした、私は結婚する資格なんてない、と断る新木優子に、「僕には作戦があるんです」と全く動じない孝太郎。「これから毎日プロポーズします。絶対どこかで断るのが面倒になる瞬間が来ますから。そこが狙い目です。それまで毎日プロポーズします」と宣言する。呆気に取られた後、笑ってしまう新木優子。「じゃあ結婚します!」「……ええええ?!!」とパニックになる孝太郎。「私と結婚してください。先生!」

 

……ゆうこーーーーー涙!!!!
おめでとう!孝太郎と幸せになってね!孝太郎、ずっと待っててくれてありがとう!
広末と渋川さんもね!家族みんなで幸せになるんだよーーーーー!!!

 

頭の中で勝手に幸せにしときました。


おしまい。

 

 

映画『BLUE GIANT』 | 人生を賭けられる何かに出会うということ

圧倒的に眩しく、羨ましく、純粋に尊敬する気持ちと、何もない自分に少しがっかりする気持ちと、真っ直ぐに進むパワーと明るさ、そしてどうにもならない残酷さが1つになったような映画でした。


2013年に石塚真一が「ビッグコミック」で連載を開始、第20回文化庁メディア芸術祭マンガ部門 大賞、第62回小学館漫画賞など多数受賞した『BLUE GIANT』。
昨年映画化された『BLUE GIANT』も公開から2ヶ月ほどで興行収入10億円を突破。日本アカデミー賞でも「最優秀賞音楽賞」と「優秀アニメーション作品賞」を受賞しました。

原作の漫画を読んでおらず、日本アカデミー賞受賞してたなということだけで見てみたのですが、本当に面白かったです!!!

……「本当に面白かった」って、なんかあんまり面白そうに聞こえないですね。うーん、どうしたらいいんでしょう。自分でも引くどほどありふれた表現ですけど、本当に面白かったんで許してください。何度でも言っちゃいます。

 

 

本当に面白かったです!!!!!

 

 

 

最近一緒に映画を見ても絶対途中で寝てしまっていた夫が超久しぶりにラストまでちゃんと見て、「これは面白かった!全然眠くならなかった!」と言っておりました。

あらすじはこちら。

ジャズに魅了され、テナーサックスを始めた仙台の高校生・宮本大。雨の日も風の日も、毎日たったひとりで何年も、河原でテナーサックスを吹き続けてきた。卒業を機にジャズのため、上京。高校の同級生・玉田俊二のアパートに転がり込んだ大は、ある日訪れたライブハウスで同世代の凄腕ピアニスト・沢辺雪祈と出会う。「組もう。」大は雪祈をバンドに誘う。はじめは本気で取り合わない雪祈だったが、聴く者を圧倒する大のサックスに胸を打たれ、二人はバンドを組むことに。そこへ大の熱さに感化されドラムを始めた玉田が加わり、三人は“JASS”を結成する。

 

※以下、できるだけネタバレしないように書いたつもりですが、どうしたってネタバレしちゃってます。まだご覧になってない方はご覧になってからまた来てください!

劇中、何度も3人の奏でる音楽が鳴り響き、その音楽がどういうものかありとあらゆる表現で描かれます。
実写では到底表すことのできない、そのアニメーションならではの表現力に脱帽。彼らが奏でる音楽がいかに素晴らしいか、それを演奏している本人がどんな感情なのか、どうしてその音を出せるのか、その音楽がそこにいる人たちにどう届いているのか、あらゆる表現で伝えてくれます。


例えばこれが実写だったら、音楽のシーンはもっと短くなっていたんじゃないかと思います。
音楽の素晴らしさを伝える方法は限られますし、こちらに伝わるものももっと少なくなってしまったかもしれません。
アニメだからできること、アニメでやる意義がある映画でした。

あらすじにもありますが、これは2人の天才(長年努力してきた末にたどり着いた天才と、情熱と才能でたった3年でたどり着いた天才)と、普通の1人の大学生が一緒にジャズをやる話です。

多くの人は情熱と才能がある主人公•宮本大よりも、大の友達である玉田に感情移入したんじゃないかと思います。

2人の天才に混ざった1人の凡人。
大に影響を受け、まさに今ドラムを始めた素人。
才能がない人間が始めるにしては遅いし、このタイミングで始めるにしては才能が足りない。
天才2人と組むには絶望的な状況。

初めてのライブで自分の力のなさを痛感した玉田は、もはや『あしたのジョー』の燃え尽きた矢吹城でした。
そりゃあ天才とやったらそうなりますよ。2人は天才で、自分は凡人。いくらやったって追いつける気がしません。

そんな玉田を見て、ピアニストの雪祈は玉田を辞めさせた方がいいと大に言います。

雪祈 「(玉田のミスは)3曲目までで135回、それ以上は数えてなかった。俺たちのためにあんな思いさせていいわけ?」

……心折れます!私だったら折れます!
自分はやりたかった、でも2人には迷惑かけられないとかなんとか言い訳して、私なら辞めていると思います。
それでも玉田は諦めませんでした。

玉田「やらせれてんじゃねぇ、俺がやるんだよ。宮本大と最高の演奏をしたんだ」

玉田ぁーーーー!!!!!!
おい、もうこれお前が主人公だよ!!!
と思えた瞬間。

諦めずに努力を続ける玉田、そして自分にはこれしかないとジャズを極める大と雪祈 の姿は、私を含めて「何か」に人生を賭けたことがない人にとってはとんでもなく眩しくて、同時に羨ましいものだと思います。

 

 

人生を変えるほどの「何か」に出会う人はどれくらいいるんでしょうか。
仮にその「何か」に出会ったとして、そこに人生を賭けられる人は、どれくらいいるんでしょうか。

 

 

突然ですけど、私、学生の頃、脚本家になりたかったんですよ。
高校生の頃、模試で一度だけ、有名な脚本家を輩出してる大学の芸術学部を志望校に書いたことがあります。親に見つかって「何考えとんじゃ!」と言われ(そうは言われてないですけど)、正直私自身もそこに行っても成功できるとは限らないなと普通の大学の文学部に行きました。
大学生の頃、テレビ局主催のシナリオコンクールの最終選考まで残った時、自分にも可能性があるかもしれないとバイト代で貯めた貯金でシナリオスクールに通おうとしました。で、「お金もったいないんじゃない?」「独学で最終選考までいったんだから独学でいいんじゃない?」と周囲から言われ、確かにそこに行ったからどうにかなるわけじゃないとか、お金はもったいないかもとか、それに通ったらサークルに行けなくなるとか、様々な言い訳を並べて私はまたやめました。
そして普通の企業に就職。車を使う仕事だったので昼間睡魔に襲われては大変だと思い、夜にシナリオを書くを辞め、休日は友人と遊びまくり、気がつけば全く脚本を書かなくなっていました。

私は、賭けるのが怖かったんです。
賭けて、それが万一ダメだった時のことを考えると怖かった。頑張って頑張って、全てをそれだけに賭けてしまったら、それがなくなった時に、何もなくなってしまうと思っていました。

 

 

そして、この映画でも、それは訪れます。

 

 

才能がある人が必ず成功するとは限らないし、努力は必ず実るとも限らない。
夢のような時間もずっとは続かない。
それまでの時間が明るければ明るいほど、その残酷な現実の暗闇は深い。

それでも、何かに賭けた人生は絶対無駄にはならないんだと彼を見て知りました。

 

あの音は、それまで彼が努力してきたからこそ出せた音だし、彼の音だからみんなを感動させることができた。音楽を奏でている時の高揚感と自信は彼の中でこの先も消えることはないし、努力を続けてきた時間が、この先の彼のことも励まし、救ってくれる。そうだと信じたい。

 


どんなに濃い時間を過ごしたとしても、成長を妨げるなら一緒にはいられない。
最初に会った時に「踏み台にする」と言った彼が、踏み台になった。相手のために穏やかに、きっぱりと別れを告げ、自ら最高の踏み台になった彼を見て、彼の過去と今が繋がりました。
彼の行動と考え方は、音楽に賭けてきた時間が作り上げた「彼」だし、この先もし音楽をやめるような未来があるとしても、彼がこれまで音楽に費やしてきた時間は彼の人生で無駄なことではなかった。

映画では今後の彼について明確にはなっていなかったですけど、どんな道を選ぶにしろ、ジャズという音楽を彼がずっと好きでいてくれたらいいなと思います。

 


圧倒的な音楽と、情熱の限りを音楽に注いだ青春のきらめきと力強さを感じることができる『BLUE GIANT』。
ジャズという音楽に出会い、ジャズに全てを賭けた3人の濃密な1年半は全ての人の心を震わせる物語でした!


おしまい。

 
 
 
 

名作は思う存分リメイクを!松本清張の『顔』から『ドラえもん のび太と鉄人兵団』まで

松本清張の『顔』がテレビ朝日開局65周年記念のスペシャルドラマとして三が日に放送されました。※2024年1月23日に書いたやつです。

松本清張の『顔』、何度もリメイクされてますよね。原作を読んだことがない人でも、実写化を見たことない人でも「松本清張」「顔」というワードは知ってる人が多いと思います。
最初は何回リメイクされてるか調べてみようと思ったんですよ。で、Wikipedia見てみたらですね、なんかもうえげつない量がでてきて、あっけなく心が折れました。

何度も実写化されてきた『顔』ですが、今回は現代版へと大胆にリメイク。最近何かと話題の「覆面アーティスト」を題材に、リベンジポルノ、DV、暴露系動画配信者など、現代社会の闇もふんだんに盛り込まれた内容になっていました。

 

 

個人的に、あんな動画撮って脅してくるようなクズ男は正直どうでもいいので、私は完全に武井咲の味方でした。

なので後藤久美子武井咲の顔を思い出したとき、もうちょっと迷いというか、警察に通報することに対して葛藤してほしかったです。

だって引きこもりになって心を閉ざしてる後藤久美子の娘を立ち直らせたの武井咲ですよ?ほぼ無関係なのに、覆面アーティストとして人気を誇ってるのに素顔で、新曲まで聴かせてやったんですよ?
ついでにその後も仲良くしてたし、娘を追い詰めた男を後藤久美子が殺そうとした時に止めたんですよ?そんで一緒に、眠ってるその男をゴミ置き場に放置したんですよ?
あの、キャスター付きの椅子に武井咲が乗って後藤久美子が押して2人で笑った、あの夜のことはもういいのか?

武井咲が初めて顔出しで歌番組に出た際に、後藤久美子は殺人犯である彼女の顔を思い出したわけなんですけど、スタジオ出たら後藤久美子が立ってて、尚且つそこで既にパトカーのサイレン聞こえてました。

もう警察に言ってたの?早くない?
娘救ってもらったのに容赦ねーな。

そしてどうしても拭えなかった、上川さんの「遺留捜査」感。

さて、長くなりましたが、まさかのここから本題です。(ほんとです)


こういうリメイク作品って、ケチつける人多すぎないですか?
松本清張はあの昭和感がいい、とか
〇〇が主演をやった『顔』原作の雰囲気が出ていた、とか
現代版にアレンジする必要はない、とか

何度もドラマ化されすぎて、どの『顔』がOKでどの辺りの『顔』が気に入らないか不明ですが、個人的にはいい作品は何度でもその時代にあったリメイクをしていいと思っています。
その中で、昭和版のリメイクをしてもいいし、現代に合わせたリメイクをしてもいい。
だって昭和の空気感が欲しいと言う人と同じくらい(おそらくそれ以上に)、昭和の空気感のものは見ないと言う人だっていると思うからです。

もっとこういう人が演じたらもっとよかったんじゃないかなーという感想はそれぞれあるかもしれませんが(私もあるっちゃありますが)、それでもここまで大幅に現代版へとアップデートさせても残る「松本清張」の力、貫禄みたいなのを垣間見ることが出来たんじゃないかと思います。

さて、リメイクと言えば、『ドラえもん』の映画はリメイクが多いですよね。
私は子供の頃映画に連れて行ってもらったりすることはなかったので、子供ができてから初めて『ドラえもん』の映画を見たんですけど、傑作多々あります!

その中でも特に好きなのが2011年に公開された『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』です。

いやー、『ドラえもん』すごいですよ。
普通に大人が泣けます。
そんじょそこらの悲恋のラブストーリーとか見るよりよっぽど心打たれると思います。

コロナ禍にprime video様が『ドラえもん』映画の一挙放送をしていると知り、prime videoデビュー。外に出られなかった時期に、それはそれはお世話になりました。

『映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』を初めて見た時は号泣。
その後も見るたびに泣いてしまう名作です。

北極で、巨大なロボットの足と謎の青い球体を拾ってきたのび太。その青い球体に導かれるように、なんと次々とロボットの部品が家の庭に降ってきた!
ドラえもんのび太は「鏡面世界」で部品を組み立て、巨大ロボット「ザンダクロス」を完成させる。ところが、のび太の街にロボットの持ち主だと名乗る「リルル」という不思議な女の子が現れる。実は「ザンダクロス」と「リルル」はロボットの星「メカトピア」から地球を征服するために送り込まれたのだった…。
果たして、ドラえもんのび太たちは、地球を救えるのか…。

もうね、ラストが…!
自分のことより友達の幸せを願える気持ちってなんて尊いんでしょう。
自己犠牲の精神は正しいことだとは思わないんですけど、自分たちに優しくしてくれた相手を不幸にして戦いに勝っても幸せになれないし、これから起こる戦いも間違えたものだとわかってる。そんな時にあの2人(ロボットだけど2体とは呼べない)が、のび太たちのためにあんな風にお別れを言ってくれたこと、思い出すだけで涙が…(電車の中で書いてるのに)

これ、「新」って付いてることからもわかると思うんですけど、1986年に公開された『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のリメイクです。

これ見た時に「リメイク」って意味があるなって思ったんですよ。やっぱり昔のは画質も悪いし、今のアニメを見ている子供たちにとっては絵も含めて少し違和感あったりするんですよね。


でもそんな理由でこの作品を子供が見ないのはもったいない!!!
「今」のドラえもんで過去の名作を届けるのはとても意義があると思いました。


めちゃくちゃ感動した私は誰かと感動を分かち合いたくて、映画のレビューサイトを見ました。

そしたらですね、旧作の方がいい、という書き込みが結構あったんです。

ピッポはいらない」
「オリジナルの方がいい」
「なんのための改変?」
「面白さ半減」
「新キャラで最後の感動が薄れた」

……まじか。旧作はそんなにいいのか、と涙を拭く私。どれだけ旧作は素晴らしいものなのかとワクワクして早速旧作を見ました。



結論。私、リメイク版の方が好きでした。



だって旧はピッポがいないんですよ!(わかる人だけわかってください)
私は新しい方を先に見てしまったので、もうピッポがいないということが受け止められない。

え?ピッポいないの?
いた方がのび太くんとの友情も描けて良くない?
(っていうかスネ夫のロボットってこんな重要なキャラだったの?)

ということで、上がりに上がっていた期待値のせいか、旧作を見て多少なりともがっかりしてしまいました。
リメイク版のBUMPの主題歌も好きです!
(旧作ファンの方、落ち着いてください!)

何が言いたいかと言うと、最初に見たものへの印象や感動が強いのは当たり前で、後から見るものを「こちらの方がいい!」と思わせるにはよっぽどのものが必要になるということです。
なので、あんまり「旧作の方がいい!」「リメイクなんてしないでほしかった」なんてリメイク作品に対して目くじらを立てなくていいんじゃないの?という気持ちです。

どんなに素晴らしい作品だとしても、旧作のままだったら見ない人がたくさんいるわけですし、リメイク作品を見たことによって、旧作を見る人だっていますから。

名作は思う存分リメイクしたらいい!!!!
名作は何回でも擦っていこう!!!!

おしまい。

 

細田守監督の『時をかける少女』もめちゃくちゃいいですよね〜。実写とアニメという違いもそうですけど、大林宣彦監督の『時をかける少女』とは全くの別物。
全くの別物でどっちも最高。

 

 

 

内容に合いすぎ奇跡の主題歌3選

私は音楽全く詳しくないですし、普段からそんなに音楽聴くわけでもないんですけど、ドラマや映画の主題歌を聴いて「この主題歌作った人天才」と思うことがあるのでまとめてみました。

①アニメ『推しの子』/YOASOBI「アイドル」

これさっさとやっときますね。
みんな思っとるわ!ってやつですからね。
でもやっぱりすごいのと、『推しの子』の記事でこれも書こうとしたら長くなってこの記事書いてるので書きますね。

YOASOBIの「アイドル」ほんとすごいですよね。
アイドルの輝きと明るさ、その裏にある嫉妬や妬み、そしてファンが想像の中で創り上げていく虚像と固執みたいなもの、あらゆる視点からの「アイドル」が描かれていて見事です。
本当の芸能界、アイドルのことなんてわかりませんけど、きっとこんな感じなんだろうと想像してしまう生々しさ。それが本当かどうかなんてこの際どうでもよくて、芸能界に関係ない人間にとって「生々しい」と思えることがすごいんだと思います。

よくここまでこの物語の世界観に合致する歌を作ったなと感嘆するんですけど、同時に、この歌こそがアニメ『推しの子』の世界観をつくった気もします。
主題歌がバチっとハマるとこんなことになるんですね。
という主題歌の底力を見せてもらった気がします。

時々ドラマとか見てても「この主題歌合わなすぎじゃない?」っていうのありません?
合うとか合わないとか意識にものぼらないやつはいいんですよ。「この主題歌めちゃくちゃ合ってるなー!」とまではいかなくとも、きっと普通には合ってるんだと思います。
問題は、わざわざ違和感を覚えるやつです。
ドラマ見てて、物語のラストで大体主題歌入ってきますけど、合わないやつってそこで完全に意識を戻されるというか、ドラマの世界から意識が離れちゃうんですよね。

逆に「なんだこれ、毎回ラストにめちゃくちゃ曲合ってるな」と思ったのが、数年前に放送していた坂口健太郎主演『イノセンス 冤罪弁護士』の主題歌でKing Gnu「白日」です。
この時、弁護士ものを3つくらい放送していて「被りすぎだろ!」と思いながら見ていたのですが、ほんと、ラスト主題歌が入るタイミングでドラマがぐっと締まるんですよ。事件の全貌がわかって、その事件の被害者とか加害者とか苦しむ人たちの様子にそっと寄り添う感じで歌が入るんですけど、でもずっと静かに悲しい雰囲気が続くわけじゃなくて、気がついたら歌もテンポアップしてドラマの中もその人たちに微かな希望が差しているのによく合ってるんです。
夫はそのドラマ見てなかったんですけど、「主題歌がほんとよく合ってるんだよ!」と、ドラマ見てない人に言ってもなんも伝わらない感想を話して、もちろん「ふ〜ん」という全く興味なさそうな返事をもらったことを覚えてます。
で、そんな言うならKing Gnuの「白日」も3選に入れれば?と思いますよね。確かに曲の雰囲気が超絶ドラマと合っていたんですけど、歌詞と合わせてドラマの世界観をつくったとまでは言えないかなと思ったので3選からは外しましま。(でも、よく合ってた!)

②映画『世界の中心で愛をさけぶ』/平井堅瞳をとじて

言わずと知れた2004年の大ヒット映画『世界の中心で愛を叫ぶ』。興行収入85億円、長澤まさみが史上最年少で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を獲得したことでも話題になりました。
原作はまだ話題になる前になんとなく本屋で目に止まり読んでみたものの、私は「ふーん」としか思わなかったので、まさかあそこまでのブームになるなんて全く思いませんでした。(先見の明がなくて悲しい限りです)

この映画って、昔好きだった子を亡くした男が大人になっても彼女を忘れられず、大人になっても引きずりまくってるという話(語弊あります)なんですけど、結局その気持ちどうすんのよ!乗り越えたの?!ってなったところで平井堅が歌ってくれるのです。

瞳をとじて 君を描くよ
それだけでいい
たとえ季節が 僕を残して色を変えようとも
記憶の中に君を探すよ
それだけでいい
なくしたものを越える強さを 君がくれたから

平井堅瞳をとじて


はい、ありがとうございます。答え出ました。

昔亡くした好きな人のことをずっと忘れられず、前を向こうとしてもいつまでも彼女が心の中にいる主人公。
でもそれでいいんです。
瞳をとじて彼女を描くこと、記憶の中に元気で美しかった、必死に生きようとした彼女を探すこと。彼女と出会って過ごした時間にはもう戻れないし、彼女に会うことはもう2度とできないけれど、彼女と過ごした時間はずっと残り続けるし、彼女を失った悲しみを乗り越える強さを、誰でもない、彼女がくれたのです。彼女の記憶とともに、これからも彼は生きていくのです。
と、平井堅の主題歌のおかげで思うことができました。

私的に、ラストに流れる平井堅の歌を含めて1つの映画です。この歌がないとこの映画は完成しません。

添え物でもない、なんとなく物語の余韻に浸るだけでもない、小説で言ったら大事なラスト一文を添えてくれているような、そんな主題歌。
ストーリーを汲み取り、寄り添い、なんと答えまで出してくれた見事な主題歌だと思ってます。
Your love forever〜!

③『映画ドラえもん のび太の宝島』/星野源ドラえもん

映画第1作から17作品中16作品の主題歌の作詞を担当し、自身も多数主題歌を担当した武田鉄矢黄金期の時代を経て、現在ドラえもんの主題歌はわかりやすいくらい流行っている人がアサインされていることが多いです。
その中で2018年公開『のび太の宝島』の主題歌として発表された星野源
2016年放送の連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の主演と主題歌で一躍時の人となり、それを受けて2017年にドラえもんの主題歌に決まったことが一般人にもよくわかる人選。選ばれるのも納得というか当然な感じです。
ただ私、星野源の顔めちゃくちゃ好きなんですけど、逃げ恥ももちろん好きなんですけど、主題歌の「恋」も好きなんですけど、その歌詞の意味はあんまり正しく理解できてないというか、そこまで響いてなかったんですね。他の曲もしかりで、私の音楽への理解度が低いばかりに星野源の曲をあまりいいと思ってなかったんですよ。
そこできたのが「ドラえもん」です。

この曲すごくないですか?
よくあるのは、ちょっとだけ映画とリンクさせて、でもドラえもんの映画の主題歌と知らなくても全く問題ないって感じの曲だと思うんですよ。
それがこちらはもうタイトルからどストレートの「ドラえもん」。

「少しだけ不思議な普段のお話」からドラえもんファンの心を鷲掴み(藤子・F・不二雄のSFは、「すこし・不思議」の意味)。
のび太スネ夫、しずかちゃん、ジャイアン、そして出来杉くんまでちゃんと入れ込み、「機械だって涙を流して震えながら勇気を叫ぶだろう」と歌う。

そう言えばドラえもんって機械なんですよね。もちろん「猫型ロボット」ということはわかっているんですけど、「機械」と言われるとはっとしてしまうのは何故でしょうか。機械であるはずのドラえもんが、心を持って、涙を流して、怖さに震えながら勇気を出すーー。いつも見ているはずのストーリーをこうやって言葉にされるとぐっとくるものがあります。
歌にはこれでもかというくらいドラえもんを連想される言葉が溢れます。普通ここまで入れたらくどい感じになっちゃうと思うんですけど、それをやり過ぎ感もなく、軽やかに、明るく(サビは特に冒険が多い映画にぴったり)、ドラえもんについての歌詞が続きます。

いつか時が流れて必ず辿り着くから
君をつくるよ
どどどどどどどどど ドラえもん

星野源ドラえもん


きっと誰かがドラえもんを作るだろう思わせるラスト。のび太くんが作るとかドラえもんの世界の誰かが作るとか、そういう話じゃないんですよ。
私たちの誰かが作るんです。
ドラえもんを見て育った、ドラえもんがいたらいいなと思った、誰か。これからアニメか漫画の「ドラえもん」に出会う誰か。

……すいません、泣いていいですか。

星野源、天才。
しかも「どどどどどどどどど ドラえもん」って、別に音があまったから「どどどどどどどどど」って言ってるわけじゃないですよね。のび太がよくドラえもんに助けを求める際に叫ぶ「どどど ドラえもーん!!!」からですよね?

星野源、天才だった。
世間から一周遅れで、いや、50週くらい遅れでようやく、子供向けの「ドラえもん」という歌でようやく、星野源の才能を理解することができました。星野源が目線を下げてくれたおかげで音楽偏差値の低い私にもようやくわかりました。ありがとうございます!!!


というわけで、主題歌が内容に合いすぎ(もはやその作品の一部のよう)な主題歌3選でした!


物語が終わり、最後に流れるのが主題歌ですが、本当に力のある主題歌は、その物語の一部となります。
ここで出してませんがジブリは作品によって全く違うトーンの主題歌が多いので、そのセンスにいつもザワザワします。

合ってるならいいんですけど、主役が主題歌を歌うとか、主役が属するグループが主題歌を務めるとか本来あんまり好きじゃないんで、それ見ると「あ、魂売ってんな」と思ってしまう。いや、合ってるならいいんですよ?←フォロー。

で、うちの夫にこういう話をすると、「俺全く気にならない!合ってるとか合ってないとか特に思ったことない!」とバッサリ言われたので、全く気にならない人も存在しているということもお伝えしておきます。


おしまい。