とっつぁんnote

ドラマや映画、エンタメ諸々について

恩田陸『灰の劇場』 | また新なジャンルへ

皆さま、恩田陸と聞いて思い浮かべる作品はなんですか?

デビュー作の『六番目の小夜子
吉川英治文学新人賞本屋大賞をダブル受賞した傑作『夜のピクニック
日本推理作家協会賞を受賞した『ユージニア』
山本周五郎賞を受賞した『中庭の出来事』
直木賞本屋大賞をダブル受賞した『蜂蜜と電雷』
などなど。


では、恩田陸と聞いて思い浮かべる作品のジャンルは?

ホラー、ミステリー、青春、SF、コメディ……

……え、ホラー、ミステリー、青春、SF、コメディって、これってジャンル全部じゃないですか?
ジャンルってほかにありましたっけ?

こんな幅広いジャンルを書かれてる方って他にいます?しかもどのジャンルでも評価されて、どのジャンルでも「これが1番得意なジャンルなんじゃ」と思わせる。1ジャンルだけでも私にその才能を分けていただきけませんか?と聞きたくなるくらいの幅広さ。


私はホラーとかSF的なやつが苦手なので(タイムスリップ系の映画とか好きな割に本のSFは避けがち)その辺のジャンルは読んだことないんですけど、そういったジャンルの本でも「これぞ恩田陸」的に言われてることも多いですし、絶対面白いんだと思います。ホラー好きだったらホラー系のやつも色々読んでみたかった……!(でも読まない。恩田陸のホラー怖そう)

この記事に書いた『ドミノ !』も好きですが

私は『夜のピクニック』が大好きです。
持ち運び易さからもお値段からも普段は文庫本しか買わない私が何故か珍しく単行本で持っています。

実写化された映画を見に行った時には、映画が始まる前に既に泣いてました。映画が始まる前に席で1人泣いてる女。やばい、完全に変な奴。
いえね、映画が始まる前に座席に座ってゆっくり小説の内容を思い出してたら涙出てきちゃったんですよね。映画見る前に頭の中で主演の多部未華子たちが動いてて、脳の中で映像化されて、それに感動して泣くという……(そして実際の映画を観ている時は泣かないという不思議な現象)

そんな恩田陸の文庫新刊『灰の劇場』。

前置き長かったですね。失礼しました。

恩田陸の新刊でてるじゃん、買お〜」と特に何の前情報もなく読み始めた私は徐々に焦り出しました。

……これ、いつもの恩田陸じゃなくないか?

いつもの、読みやすくてエンタメ度が高い恩田陸じゃない。
なんか……なんか……自分の知能の低さを露呈させるみたいで言いたくないけど、なんか……


難しい。


※以下、ネタバレではないですが、構造のお話です。まっさらな気持ちで読みたい方は、読んだら戻ってきてください。


『灰の劇場』は章ごとに「0」と「1」とで分かれていて、最初は「0が現在(主人公「私」)で、1が過去の2人(もしくは小説の中)かな〜」とも思ったんですけど、1でも「私」が出てきてもうわけが分からなくなり、そこからは考えるのをやめて、ただただ読み進めました。

恩田陸も多数のインタビュー等に答えているので先にそちらを読めばもっとすっきり読めたかもしれません。
この小説は、以下の3つの時間が同時並行で進んでいるのです。

0……2人の女性の物語の執筆に取り組む「私」の日常

1……2人の女性の物語(「灰の劇場」というタイトルで2人を描いた小説内小説)

(1)……物語を書き終えた「私」が「灰の劇場」の舞台化に立ち会う物語


このね、(1)の存在がわかんなかったんですよ!
そもそも私は(1)の存在に気づいたのは小説のだいぶ後半です。
それまで0と1しか認識していなくて、(1)という独立したものがあると思ってなかったんです。要は数字しか見てなかったので、1を見ても(1)を見ても同じ「1」としか認識してなかったわけです。
(1)を見ている時は全てに()がついていたように思い、1を見ている時はさっき()が付いてたことなんて忘れてました。

これ、普通すぐ気づくものなんですか?
私は読み終わるまで1と(1)をごっちゃにして、ごっちゃにすることによって0との境目まで見失い、もう今自分がどのパートを読んでいるのかもわからない不思議な感じになりました。

読みながら何度も「視点変わる時は伊坂幸太郎の本みたいにわかりやすいマークいれといてくれー!」と叫びたくなりました。


途中、誰かが遺書の話をするんですけど、私はてっきり現在の「私」の過去の話かと思って読んでたんです。「私」は小説家なので、そういう話は「私」の話だと結びつけてしまい……

しかしながら、0、1、(1)の区分けを知って見直したら、なんとこれは1、つまり小説の中の2人の話だったのです。


ということで、いかに私が混乱しながら読み進めていたかわかるかと思います。
めちゃくちゃ間違えてるじゃん!!!と自分でも後から気づいてびっくりしました。


0も1も(1)も全く異なる時間軸の話なのに、読んでいるうちに混ざり合って、「私」も2人の女性(TとM)も私の中でどんどん輪郭がなくなって、生々しい印象だけが残っていく感じになりました。

物語の主人公を勘違いしているなんて国語のテストだったら0点ですし、解説読んでから小説読めばよかったなとも思います。

でも、誰が主人公でどこからどこまでが本当で今読んでいるのが誰の気持ちか混ざり合って感じるなんて珍しい体験もなかなかできないので、まっさらな状態でわけが分からないながらに読んだのも面白かったです。

それにしても、小説内小説に登場する「T」と「M」というイニシャルの生々しさは何でしょう。
ここに名前がつけられていたら、もっとエンタメ小説に寄った形になったかもしれません。読者も2人の女性のことを空想の人物として捉えやすく、普通の物語の登場人物のように愛着を持って読み進められただろうと思います。

でも今回、恩田陸はそうしてくれませんでした。

物語の登場人物ではなく、あくまで記号として呼び名をつけ、これはフィクションではないのだと、勝手に親しみを持とうとしてしまう私を拒否していました。


TとMはなぜ2人で死ぬことを選んだのか。
何か決定的に大きなことがあったわけではなく、日々少しずつ、自分たちでも気づかないうちにゆっくりと積もっていく不安や絶望。
同じタイミングで2人がそれに気付いたのか、1人が気づき、飲み込まれ始めたところでもう1人もそれに気付いたのか。
少しずつ少しずつ、年月をかけて積もったものだからこそ、もうそこから逃れられないような圧迫感を2人は感じたのか。

今回の『灰の劇場』はどのジャンルの小説になるのでしょうか。ジャンルの話の前に、そもそも「小説」なのかも怪しい気がします。

エッセイというのもちょっと違うし、実録でもない。でも完全な物語でもない。
なんというか、ところどころに小説の映像が挟まれるドキュメンタリーを見ているような感覚。本当の部分が多いけれど、それは完全な本当だけではなくて、どうしても制作者の誘導というか脚色が入ってくる。そのバランス。

恩田陸がまた1つ新しいジャンを開拓してしまった『灰の劇場』。
本の中で混ざり合う3つの時間の不思議を、流れに身を任せてお楽しみください。

おしまい。

 

 

 

 

 

小説『燕は戻ってこない』 | 性別も立場も超えて3人に共感できてしまう謎

4/30にスタートするNHKのドラマ『燕は戻ってこない』を見る前に読んでおきたいなと思って読みました。

 

北海道での介護職を辞し、憧れの東京で病院事務の仕事につくも、非正規雇用ゆえに困窮を極める29歳女性・リキ。心身ともに疲弊する生活の中で、「いい副収入になる」と同僚に卵子提供を勧められ、ためらいながらクリニックに赴くと、代理母になることを持ち掛けられた。代理母を依頼したのは、自分の遺伝子を受け継いだ子が欲しいと望む著名な元バレエダンサー•基とその妻•悠子。リキは迷い、恐れながらも、生きるために、未知の“ビジネス”へと踏み出していく。

 

 

桐野夏生って、もうなんなんでしょうね。

 

 

この人どんな人生送ってどんな経験してきてんの?といつも思ってしまうほどのリアリティ。

 

 

桐野夏生さん、

お金なくて代理出産考えたことあります?

どうしても自分のDNAを残したい男だったことあります?

夫が他の女と子供作ろうとしたことあります?

 


そんなわけないけど、そうとしか思えないほどリアルな登場人物たちの心の揺らぎと行動の数々。

桐野夏生さんの本って厚い(長い)ものが多いですけど、読み出すといつもするっと読めてしまうから不思議です。

 

 

 

共感できると言っても、自分だったらこういう行動するな、という行動を登場人物たちが取るわけじゃないんですよね。

特に主人公については、そうそう、さすがにそれはしないよね、ということを突発的にやってしまったり、おいおい、まさかそんなことすんじゃねーだろーな、止めたくなるようなことを決断してしまったり、その行動はこちらが想定するものから大きく外れています。

にも関わらず、その予想外の行動さえ、何故か共感してしまうほどのリアリティがそこにあるのです。

 

 

私はリキほどお金に困ったことはないんですけど、リキのパートを読んでいる時は、この先について考えるだけで暗澹たる気持ちになり、

基のパートを読んでいる時は、基の「優秀なバレエダンサーである自分の遺伝子をどうしても残したい」という暴走にも似た逸る気持ちが湧き起こり、

悠子のパートを読んでいる時は、全てを投げ出したくなる疎外感を覚えました。

 

 

『燕は戻ってこない』は「代理母」がテーマになっていますが、そもそも出産•妊娠って、ほんとに大変なんですよ。
私は妊娠初期からつわりがひどくて、人生でこんなに辛いことがあるのかと心の底から思いました。
安定期を過ぎても全く治らなかった吐き気はもちろん、頭痛、腕の痺れ、立ち上がれないくらいの腰痛、挙句に痔……!
もうありとあらゆる症状が出て、普通の生活が送れず、妊娠する前の元気だった頃の自分も思い出せず、出産するまでの期間を考えるとあまりの長さに絶望しました。

 

会社に「無給でいいから休みたい」「週に1回でもいいから在宅勤務させてほしい」(電車の揺れで毎日死にかけました)と訴えたんですけど、なんかスルーされまして、最終的に病院から妊娠悪阻の診断書が出てようやく会社を休めることになりました。
あんな状態で会社行っても迷惑しかかけられないのに、何で休ませてくれなかったんだと今だに謎です。

 

毎日つわりで死にそうな中、ある日の朝礼で男性社員が「昨日、娘が生まれました!」みたいに発表して、「これからますます頑張ります!」的な宣言したんですね。
終わりの見えないつわりの中で完全に鬱っぽくなっていた私は「いいよな、男はああやって『生まれました!』で終わって。こっちは何ヶ月も気持ち悪くて、妊娠前みたいに働けなくて周りにも迷惑かけて、死ぬ気で産んで、生まれたら今度は産休、育休に入って……『生まれました!』で昨日も今日も変わらず仕事できる男はいいよな」と拍手をしながら思いました。

 

 

本を読んでいると基に対しても「お前は楽でいいよな」という気持ちが沸々と湧き上がりました。
基も言ってましたけど、もちろん精子を提供するのだって気持ち的には色々あると思いますよ?
でも、それがなんだよ、というのがキリや悠子の気持ちだと思います。

それがなんだよ!こっちはもっと大変なんだよ!

 

 

悠子は流産を繰り返して不育症。
体外受精を試したものの、やはり流産。卵子が老化したため受精も不可能。

さらっと書いてありましたけど、悠子、辛かっただろうなと思います。妊娠して喜んだのも束の間、一瞬にして突き落とされるショック。それを何度も繰り返したなんて、想像するだけで神経やられそうです。
その上、人工授精をした時は、卵管造影やカーテルを子宮に入れられ、「肉体的な痛みだけでなく、もっと根源的な痛み」までも味わっているのです。

 

 

基が「男は出すだけって思ってるんだろうけど、男だって、自分の能力を測られるようで恥ずかしいんだ」とか悠子に言ってたんですけど、

 

出すだけじゃねーか!!!!
自分も同じくらい辛いみたいにガタガタ言うな!!!!!!!!!!

 

と基の頬を全力で引っ叩いてやりたくなりまし
た。

 

 

ただ。
私は「生まれました!」と元気に朝会で報告した会社の男性社員が羨ましかったし、自分の遺伝子を継ぐ子供ほしさに他の女性に代理母を依頼する基を引っ叩きたくなりましたけど、
同じように、どんなにつわりが辛かろうがなんだろうが妊娠、出産した人が羨ましく、子供ができて幸せなくせにガタガタ文句言うなと言いたい人もいると思います。
つわりだか何だか知らないけど仕事休むなよ、と思う人もいるかもしれない。

 

難しい。

 

女が子供を産むことができるというのは、本当になんて尊くて、なんて厄介なもの背負わせてくれたもんだと思います。

 

全ての機能も痛みも辛さも、みんな同じだったら本当にいいのにね。

 

 


小説のラストについて語りたいところですが、まだドラマもスタートしてないのでやめておきます。
またドラマを見たら、ドラマの感想と併せて語りたいと思います。

 


ちなみに、『燕は戻ってこない』ってタイトル、どういう意味なのかな、と考えませんでした?

桐野夏生さんはタイトルについて以下のようにコメントされていました。

 

戻ってくると思っていた燕が戻ってこない、というのは不穏で不吉かもしれませんが、逆に言えば何ものにもとらわれず、自由になることなのかもしれない。タイトルは、両義的、多義的なものが好ましいと思うので、これに決めました。

 

かっこいいーーーーー!!!!
「タイトルは、両義的、多義的なものが好ましいと思うので、これに決めました」ってむちゃくちゃかっこよくないですか?私もそういうこと言える語彙がほしい。
いろんな意味を含む、なんて素敵なタイトル。
ドラマも楽しみです!!!

 

なんか、長い番宣みたいになってしまった……。

 


とりあえず、おしまい!

 

 

そして、基が稲垣吾郎って似合い過ぎ。
NHK、すごいぞ。

 

バカリズム脚本の映画『ウェディング•ハイ』で夫が寝る。

夫が寝ない映画を知りたい。

ミステリーは好きじゃないのはわかった。
でもコメディならいいんじゃないのかい?

岸辺露伴、ルーヴルへ行く』
『沈黙のパレード』
『宇宙人のあいつ』
『バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版』
そして今回の『ウェディング•ハイ』
夫は全て途中で離脱しております。※2024年3月13日に書いたやつです。


すみません、夫が最後まで起きていられるような面白い映画を教えてもらっていいですか?


独り身の時は映画館で映画観るのが好きだったのでよく映画を見に行っていたのですが、今は子供が小さいので中々映画館に行くのも難しく、もっぱら配信で楽しんでます。
平日は難しいので、仕事が休みの土曜日の夜に夫と映画を観るのを私はすごく楽しみにしてるんですけど、最近夫が必ず途中で寝ちゃうんですよ!


最近は同じ空間(例えば家のリビング)にいるとしても、それぞれYouTubeを見たり配信で映画を見たりと同じ番組を見ないことも多いらしいですね。
でも私は誰かと一緒に観たいんです!夫と一緒に観て、面白いにしろ、つまらないにしろ、随時感動したり突っ込んだりなんなりしたいんです!


ということで今回は夫の意見を尊重し、夫の好きなコメディということで映画『ウェディング•ハイ』(2022)を選びました。
脚本はバカリズムの 完全オリジナルストーリー。
これなら寝ないで最後まで観れそうだと思いません?

結婚式、それは新郎新婦にとって人生最大のイベント! プランナーの中越篠原涼子)に支えられ、 新郎・彰人(中村倫也)と新婦・遥(関水渚)も 幸せな式を迎えるはずだった・・・・ しかし、スピーチに命を懸けるリーダー・財津(高橋克実)をはじめ、 アクセル全開の参加者達の熱すぎる想いが大暴走! 式は果てない方向へ・・・!? 中越は披露宴スタッフとともに数々の問題を解決しようと奔走するが、 さらに新婦の元カレ・裕也(岩田剛典)や、謎の男・澤田(向井理)も現れて・・・ 。プランナーは 全ての難題をクリアし、 2人に最高の結婚式を贈ることが出来るのか――!


うん、あらすじもおもしろそう!しかもバカリズムなら安心!これならきっと最後までいける!

と思ったんですけどね、

 

夫、寝ました。


ぬぅおぉぉおーーーーーーーーーーい!!!!!
寝るんかい!!!!!!
コメディでも寝るんかい!!!!

確かにバカリズムに期待しすぎてた面はありました。
あらすじ見て、私はなんか三谷幸喜の『THE有頂天ホテル』みたいなの想像しちゃったんですよ。
『ウェディング•ハイ』と『THE有頂天ホテル』ってタイトルもなんか通じるところありません?

 

都内の高級ホテル「ホテルアバンティ」。新年のカウントダウンパーティーまであと2時間が迫る。その成否はホテルの威信に関わり、これを無事終えることが副支配人の新堂平吉(役所広司)に課せられた責務だった。ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、思いも掛けないトラブルが次々と発生する。

 

これ↑、有頂天ホテルです。
有頂天ホテル、めちゃくちゃ好きなんですよ!面白かったですよね〜。当時、両親にも観に行くように猛プッシュしました。
ちょうど映画館でバイトしてる時期だったので、バイト中に「おすすめのある?」とお客さんに聞かれたら自信を持って『THE有頂天ホテル』をお勧めしていました!(←時々聞いてくる人います)


さて、『ウェディング•ハイ』の1番の問題は、あのポスターデザインじゃないでしょうか?(※ここからネタバレ含みます)

篠原涼子がどどん!!!とセンターにいるもんで、篠原涼子は『THE有頂天ホテル』の役所広司みたいな感じかと思って見始めたんですけど、まぁこれが中々篠原涼子が出てこない!

初っ端登場したのは篠原涼子がいる式場で結婚式をあげる中村倫也関水渚中村倫也好きなんですけど、結婚式当日までの流れの説明が長すぎません?

で、中村倫也たちの話がようやく終わったと思ったら関水渚の大学時代の元カレ•岩田剛典が登場。こっちの話も長い。岩田くんは確かにかっこいいけど長い。
他の登場人物の話もごりごり続く。長い。
いろいろ長い。

いや、わかるんですよ!いろんな人のいろんな事情が合わさって、最後に向かって話がどんどん繋がっていってどんどん盛り上がっていくやつですよね。わかってます、わかってます。最初はやや我慢の時間なんですよね。
わかってるんですけど、その我慢の時間を我慢の時間だと感じさせない脚本をバカリズムには期待してました。

 

けどやっぱり長かった!長く感じた!

 

もちろん笑える小ネタも、あるあるネタも沢山あります。その瞬間瞬間は笑えます。

でも、中村くんたちの話も岩田くんの話も、中村くんの後輩でバラエティ番組のディレクターとして働く中尾明慶の話も、主賓スピーチに人生をかける高橋克実の話も、みんな長い!

わざわざあんな長い個別の話入れなくても、みんなが置かれてる現状がわかるシーンをちょっと入れて、あとは誰かとの会話で式に向かう意気込みみたいなのをちょっと入れてくれたらもうそれで良かった気がします。(※超素人の個人的な意見です)

そしてラストの解決方法?が汚いというか、ウェディングをメインの題材にするのであればちょっとイメージが……(よくない笑)!!!
いいんですけどね、運が付いていいのかもしれませんけどね。
私は深夜に自宅で観たからいいですけど、映画館でポップコーン食べながら見てたら残念な気持ちになった気がします。


そんな『ウェディング•ハイ』。
prime videoの評価は⭐︎4.0でした。※2024年3月13日時点
結構評価高いですね。
好きな人が多いのかも(うーん、となった私が少数派かも)しれないので、気になる方はぜひ!

でもこれ2022年公開の作品なので、今バカリズムに同じ題材書かせたらもっと面白いもの書いてくれる気がします。最近バカリズム乗ってますよね!

昨年末紅白の審査員にまで出てきたので、絶対NHKバカリズムにドラマの脚本書いてほしいんだなと思いました。
まだNHKで書いてないですよね?(既に書いてたらすみません)
単発か短めの連ドラ一本書いてもらってからの朝ドラか……他局で実力は証明されてるからいきなりでかい朝ドラか……

どんどんよくなる気がしてるので、これからもバカリズム脚本の作品が楽しみです!



そして皆さま、私の夫が寝ないでいられるようなオススメ邦画(私が邦画好きなので)があれば教えてください!!!

 

おしまい。

 

『ACMA:GAME アクマゲーム』② | 間宮、頭脳戦は?

すいません、白旗ってこの辺にありますか?

1話を見た後3巻くらいまで原作読んでみて「面白くなりそうかな」と思って見た『ACMA:GAME アクマゲーム』第2話。

 

すいません、間宮好きなのに、既に白旗あげそうになってます。白旗をあげそうになっている右手を、左手がどうにか押さえつけてる状況です。

聞きたいんですけど、これって頭脳戦じゃなかったんですかね?
ええ、2話については完全にただの影踏み大会でした。

 

いえね、原作読んでたんで、影踏みすることは知ってしましたよ。もう設定が全然違うんで、ドラマ見ながら「あれ、原作どんな流れでゲームすることになったんだっけ?」と考えたくらいストーリーは違います。原作はもっと追い詰められてて、もうそこは悪魔ゲームするしかない!!!と誰もが思える状況でした。

 

……と言ったところで思い返してみたんですけど、ドラマでも幼馴染の女の子が殺されそうになってましたね!
じゃあ、まぁ状況としては一緒でしょうか。

でもなんか、ドラマではあんまりギリギリ感というか、追い詰められ感がないんです。(※あくまで個人的な感想です)

今回の相手も力は強そうだけどちょっと頭悪そうなだけであんまり怖くないし(めちゃくちゃ頭良さそうとか、逆に振り切っての悪とかだったら怖いんですけどね)、「殺すぞー!!!」って言ってるんですけど、全然恐怖感の演出ないんですよ。

あーあ、人質になっちゃった、間宮悪魔ゲーム始めるかなー、もう1人の幼馴染来るかなーと、ポテチでも食べながらのほほんとした気持ちで見てしまう雰囲気。絶対この子死なないだろうなという穏やかさ。
小学生あたりをターゲットにしてるなら納得なんですけど、日曜夜10:30スタートのドラマとしては違うんじゃ……
でも、もう放送より配信重視の時代ですからね。

このドラマの演出の佐藤東弥さんと言う方は、藤原竜也の映画『カイジ』のプロデューサーでもあるそうです。
カイジ』(個人的に2まで)面白かったですよ?!あの力を間宮にも使ってやってください!

VFXを担当しているCG制作会社のデジタル・フロンティアは、映画『デスノート』シリーズや『今際の国のアリス』のVFXも担当しているそうです。
リューク好きでした!怖さと少しの可愛さの混在。
あれから20年……なんかもっと出来そうと思ってしまうんですけど、現時点ではこれが最先端なんでしょうか?

わからない……私にはもうわかりません……。

いや、でもこのドラマのメインは心理戦だ!
と気合を入れ直したところで始まった悪魔ゲーム第2戦『映影頭踏~Shadow Step~』。


そうです、こちら要は影踏みです。
懐かしの影踏み。
実写になると急に着ぐるみのクマさん感がある悪魔。
すぐ承知する悪魔。

 

……ここから。頭脳戦はここからですよ。

 

そして間宮たちの影踏み大会がスタート。
1戦目は普通に相手の奴が間宮の影を踏んで勝利。
2戦目は間宮が学生の頃に使ってたマジック?の要素を利用して勝利。


……んんんん?
ず、ず、ずのうせんは?
原作だともう頭脳使ってた気するけど、まぁ次がある。3戦目こそ頭脳戦だ。とっておきの秘策がでるはずだ。


……………。

頭脳戦なかったーーー!!!!


(なかったというか、失敗というか……)


仲間が無理やり相手を押さえつけてる間に、間宮が相手の影踏んで勝ちましたーーーーー!!!!


嘘でしょ?それでいいの?
悪魔の力、初回から不発なの?
「頭脳戦」どこいっちゃったのーーーーー?


混乱する私を置いて、間宮と幼馴染2人の3人はタイムカプセルに入れた昔のビデオメッセージを見始めます。
ビデオメッセージの中で「お前、〇〇が好きなんだろー?」みたいなやり取りが流れ、心がスンっと氷点下まで下がりました。

↓こんな感じで3人並んで見てました。

ついさっきまでデスゲームをしていた場所でビデオメッセージを笑って見れるメンタル。

 

ドラマで過度な青春シーンを見せられると急に冷めてしまう方っています?
よかった、いますよね。私もそうなんですよ。仲間ですね。


『ACMA:GAME アクマゲーム』はデスゲームより、友情と青春をやりたいんでしょうか。
友情やってもいいけど、個人的には変なラブを絡めてこないでほしいです。現時点であまり情報もなく、推せる要素もない幼馴染の恋心チラつかされてもこっちは戸惑うよ!


ラストは次回の悪魔ゲームの相手が登場。
鍵めっちゃ集めてる奴でてきました。
でも99本もあるからね。5本くらいどうってことないよね。99本集めるのかな、まだまだだね……。(←もう疲れてる)


でも、白旗上げようとしてる右手を、左手がものすごい力で押さえ込んできます。もはや白旗を上げようとした右手さえ、「まみやー!!!」と旗をフリフリ振って応援しだしそうな雰囲気……。
そう、いろいろツッコミながらもこのドラマを見ずにいられない。それがこのドラマの魅力。間宮祥太朗の底力。

間宮がこれからヒリヒリするようなデスゲームを繰り広げ、スリリングな頭脳戦を展開してくれることをどうしようもなく信じている自分がいます。


間宮、頑張れー!!!!!!(旗フリフリ)

 

おしまい!

 

 
 
 
 
 
 

映画『ある閉ざされた雪の山荘で』 | 最大の疑問「久我、いる?」

間宮(祥太郎)が好きなのでprime videoで配信が始まった『ある閉ざされた雪の山荘で』を見ました。

 

 

まずポスターのコピーから面白そう。

 

•全員役者、全員容疑者。

•累計1億部突破の東野圭吾が仕掛ける、サスペンス•エンターテイメント。

 

 

「累計1億部突破の東野圭吾」というワードの何たるパワーよ。

「全員役者、全員容疑者」というワードの何たる分かりやすさよ。

 

ちなみに、映画の主演は重岡大毅くんです。

 

 

さて、あらすじはこちら。

 

劇団に所属する役者7人に届いた4日間の合宿で行われる最終オーディションへの招待状。
新作舞台の主演を争う最終選考で彼らが
“演じる”シナリオは、【大雪で閉ざされた山荘】という

架空のシチュエーションで起こる連続殺人事件

出口のない密室で一人、また一人と消えていくメンバーたち。
果たしてこれは、
フィクションか?

それとも本当の連続殺人か?
彼らを待ち受ける
衝撃の結末とは――

 

 

 

遥か昔に原作読んだと思うんですけど全く覚えておらず、原作未読とほぼ同じ状態で見れました。

 

 

見終わって1つ聞きたいんですけど、久我(主人公•重岡大毅)って何で呼ばれたんですか?

 

 

※この最大の疑問についてネタバレなしで語り合うのは無理なので、まだご覧になってない方は今すぐ配信をご覧ください。

 

 

 

がっつりネタバレしますので、ちょっとでも見ようかなって人は今すぐ逃げてください。

私はいつでもここにいるので、見終わったら久我について語り合いましょう。お待ちしています。

 

 

 

……ということで、映画をご覧になっている方、お待たせしました。

 

 

えー、本日の会議を始めます。

議題は以下の通りです。

①久我、いる?

② 「東郷先生」は結局クズってことでいいの?

 

 

 

【議題①】

久我、いる?

 

はっきり言いますけど、久我いらないですよね?

 

いえ、もちろん重岡くんがいらないとかそういうことではなくて、あのオーディション自体全て仕組んであることじゃないですか。

で、あの事件を計画したわけですよね。

 

……久我、いらねーじゃん!!!!

 

何で久我呼んだよ?

久我なんて呼んだから事件の真相がみんなにわかっちゃったじゃん。

久我の部屋見た?あれ、警察の人間の部屋だよ。もしくは、数人いる復讐相手について調べてる復讐に燃える人間の部屋。事件を解こうという気合いのレベルが違うのよ。

 

たぶん、久我って探偵事務所でバイトしてます。劇団の人間について調べて色々貼ってた壁、あれプロの仕事でしょ。テーブルあるのに壁にあんなの貼るってやばいよ。

しかも真相を話す時「これは3重構造です」とか名探偵並みに説明し出して、本気で「だからお前誰だよ!」とツッコミたくなりました。

 

これがもし本当の殺人だったら、アリバイのためとか、何かしらの証言するのに外部の人間がいた方がいいってのはわかります。

でもこれ、全部嘘じゃん!

劇団のメンバーだけでやった方が安パイなのに、何故に久我を呼んだ?

 

久我が最終選考に残っていることは事実でみんなが知っているから呼ばないと疑われるから?

でもそんなの何とでもできますよね。

スケジュールが合わなくて不参加(不合格)になったとか、体調崩したとか、牡蠣に当たったとか、下痢でトイレから出れないとか、ウイル性胃腸炎とか、もはや何でもいい。わざわざ久我呼ぶなよ!

 

そんでさ、何で久我だけ現地集合なわけ?

みんな目隠しして目的地近くのバス停まで来たのに(あれもなんか意味あった?)、久我はどうしたのよ。みんなで一緒に来いよ!

 

 

 

 

【議題② 】

「東郷先生」は結局クズってことでいいの?

 

 

劇中で何度か繰り返された言い争い。

「東郷先生と寝たか」

 

本人が納得してるなら、というか、東郷から脅されたとかじゃなくて役がほしくて自分からいってるなら、寝てようが正直どうでもいいんですよ。

 

「寝てると思ってるんでしょ!」

「だったら何?」

「寝てないから!」

みたいなこと何度か言ってて、いやもうどっちでもいいけど、どっちなんだよ!っていう。

 

でも、東郷は中西(中条あやみ)に決まってたヒロインを急遽笠原(堀田真由)に変えたことがあるし、誰から見ても才能があった麻倉(森川葵)を最終選考前に落としてるってことは、もうそうなんですよね?笠原と寝てるんですよね?

 

しかも、麻倉は落として、劇団にお金を出資してる人の娘である元村(西野七瀬)は合格させているという……

みんな「東郷先生」ってすごい存在みたいに言ってるけど、ただの気持ち悪いおじさんにしか思えない。

 

この「東郷先生」が声の出演だけ(リハの時とラストにいました?)っていうのにはどんな意図があったんですかね。

めちゃくちゃ声がいい上に回想シーン含めて東郷は出てこないので、異様にその存在感が際立つんですよね。見えないことでより浮かび上がってる感じがしました。

その姿のない存在感に何があるのかと思ったら別に東郷については何もなく終わるという……。

 

まぁとにかく東郷はクズってことでいいんだよね、と思っていたら、ラスト偉そうにポスターの演出家のところに堂々と名前載ってて、ん?となりました。

 

東郷はどういう立ち位置なの?

スペシャルクズでいいの?

 

 

 

【その他、共有のみ 】

•先生からのメッセージの出方が毎度おしゃれ

•ゲーム(最終選考)が始まった!と思ったけど誰も動かない

•『そして誰もいなくなった』の文庫を読む意味

•『そして誰もいなくなった』夜に外で読んでた奴、見えなくないか?

•赤い紐がハートになった意味

•全員でリビングに固まって夜過ごしたらいいだろ

•「雪の山荘」の設定みんな忘れがち

•井戸、結局なんだった?

•え、ずっとそこにいたの?

•付き合ってもない女のためにここまでやる

•全部結局舞台だっただけ?実話を舞台化?

•そんで久我、お前誰だ

•エンディング曲がいきなりポップ!!!!

 

 

 

えー、今日の会議はここまで。

皆さま、お疲れ様でした。

共有のみのところは各々ちょっと考えてみてください。

 

 

では、おしまい!

 

 

というかですね、確かに私、もともと間宮のこと何となく好きだったんですけど、『真夏のシンデレラ』の感想を全話書き、その他のドラマや映画でも「間宮」「間宮」と言っている間に、なんだか本当に自分が間宮のファンなような気がしてきてます。

まみやーーー!!!!

 

『真夏のシンデレラ』(2023)7話より

 

『ACMA:GAME アクマゲーム』 | 間宮と呼ぶか、祥太朗と呼ぶか

若者向けの内容だから。
アラフォー女が見るジャンルじゃないから。
間宮が長髪だから。

と、見ません宣言をしておいてなんですが、『ACMA:GAME アクマゲーム 』第1話を見ました。

だって、
だって、
だって、

間宮がいるんですもの。

 

そう言えば、最近間宮が何かのインタビューで
「名字は屋号で、その人個人に付いているものは下の名前なので」「友達も、ファーストネームで呼びたいですね」って言ってたんですよ。

あの、これって、間宮ほんとうは「祥太朗」って呼んでほしいってことですか?
私いつも「間宮」「間宮」言ってますけど、間宮が名前で呼んで欲しいならやぶさかじゃありません。これから間宮を「祥太朗」と呼ぼうじゃないか!

ということで祥太朗主演『ACMA:GAME アクマゲーム 』のあらすじはこちら。

織田照朝(間宮祥太朗)は、幼い頃、母親が事故死。日本有数の総合商社・織田グループを経営する父親・清司(吉川晃司)と2人で生きてきたが、父は13年前に“悪魔の鍵”と呼ばれる鍵を照朝に託した直後、目の前で謎の男(小澤征悦)に殺害される。
照朝は父の死の真相に関わる“悪魔の鍵”の秘密を探るため世界を放浪し知識と経験を積んでいたが、謎の財産譲渡事件が相次ぐ日本に帰国。
その照朝の前に“悪魔の鍵”を狙う人物が現れる。この鍵を手に入れた者は、集めた鍵の数だけ運気が上がり、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれていた。
照朝は、“悪魔の鍵”を狙うライバルたちと命懸けの頭脳バトル“アクマゲーム”に挑むことに。それは、時に人の命を奪い合う“究極のデスゲーム”だった…。

 

はい!どうでしょう!
あらすじを見ると「若い子向けかな」と感じる部分もあるかと思うんですけど、確かに私もそう思ったんですけど、でもよくよく考えると「頭脳戦」ってつい見ちゃいません?

ちなみに私は『DETH NOTE』(映画「デスノート」)大好きですし、『ライアーゲーム』好きだし、『カイジ』も『銀と金』も好きです。

基本、頭のいい主人公の考えなんて予想できないんですけど、「おおお!!!頭いい!!!そういうことかーーーーー!!!」みたいになるのが好きです。

さて、『ACMA:GAME アクマゲーム 』は東南アジアからスタート。
いいぞ。海外ロケ!気合い入ってる!!
そして入る、間宮の、いや祥太朗のモノローグ。
これぞ主役。
ごりごりの単独主演じゃーーー!!!


ところで、鍵99本って多くないですか?
ドラゴンボールの7個だって集めるの大変なのに99って……。世界に99本ですよ?集めるの絶対無理じゃないですか?
「99本集めるとこの世の全てを手にすることができる」なんて言われても、あ、大丈夫でーすってなります。99本集めるなんて大変すぎるし、そもそもこの鍵、持ってるだけで「ラッキーマン」になれるんですよ。もうそれだけで十分ですよね。みんな喧嘩しないで、99人のラッキーマンの1人になれるなんて「ラッキーだね」って言いながらやっていかない?と説得したい。


父親を殺した人物をニュースで見た祥太朗は、久しぶりに日本に帰国。アルバイト先からSNSに自撮りをアップし、それを見たの昔の友人が連絡してくるんですけど、そこで私は震えました。

……自撮りしてSNSにアップだと?

そんなことする祥太朗は嫌だ!頼む、何かの作戦であってくれ!
と思ったら本当に作戦で、鍵を狙う人間がそれを見てやってきました。(鍵を狙う奴を誘き寄せる作戦)
よかった!祥太朗が誰かに狙われていることより、祥太朗がカッコつけた自撮り写真アップする奴じゃないことの方が重要。ほんとによかった!
それにしても元秘書がいい奴すぎて、頼むからラストまで祥太朗を裏切らないでくれよと祈りたい。


そして遂に始まる、悪魔の鍵を狙うライバルとの命懸けの頭脳バトル“アクマゲーム”。

なんか出てくる……!
出てくる!出てくる!出てくる!出てくる!

 

 

 

悪魔出てきたーーーーーー!!!!!!!!

 

 

 

……えーっと……
なんかあんまり怖くない気がするんですけど、気のせいでしょうか。

映画『デスノート』シリーズや『今際の国のアリス』のVFXを担当し、日本最高峰のVFX技術を誇るCG制作会社「デジタル・フロンティア」が参画しているそうです。が、何でしょう。この、クマさん感。
ふわふわの毛が可愛さに拍車をかけています。

 

 

心理戦は面白かったですが、祥太朗より早く相手の力の秘密に気づいてしまったのでちょっと残念な気持ちに。
何より、500円玉型のGPSってお父さんすごすぎ!須賀くんの気持ちになって「それは反則だろ!!!」と思ってしまいました。
でもね、きっと、お父さんが祥太朗を守ってくれたんですね。祥太朗をね。

 

祥太朗がね……祥太朗はね……祥太朗にね……

 

しょうた…………
すみません、やっぱり間宮に戻します!!!
しっくりこないにも程がある!!!
間宮!やっぱり間宮って呼ぶわ!!!

【注意】間宮はファンに名前で呼ばれたいなんて、一言も言っていません。

ドラマを見た後で原作をちらっと読んでみたらこの後も面白そうだったので、とりあえず2話以降も見るつもりです。

まみやー!!!!!


おしまい。

 

あなたは短髪派ですか?長髪派ですか?
私は短髪派です♡

 

 

 

 

 

映画『宇宙人のあいつ』の不思議。

まずはこちらのあらすじをご覧ください。

家族になりますまして23年―。
人間の生態を調査しに土星から来た宇宙人は、
真田家の四兄妹の「次男・日出男」として暮らしていた。
兄弟の親代わりで女性とは無縁の長男・夢二、
DVの彼氏から離れられない長女・想乃、
高校時代の同級生から復讐される三男・詩文…
喧嘩もするが助け合う兄弟たち。
家族というものがわからない日出男は、夢二から教えてもらう。
「……兄ちゃん、家族って何?」
「自分よりも、大切なものがあるってこと。」
毎日一緒にご飯を食べ、働き、慌ただしい日々の中、地球を離れる日が近づいてきてしまう。
日出男に残された時間は、あと3日間。
人間として“やり残したこと”への日出男の奮闘が、今始まる!


どうですか?楽しそうじゃないですか?

しかも、次男(というか土星人)に中村倫也、長女に伊藤沙莉、三男に柄本時生、長男にバナナマンの日村なんですよ。もう絶対楽しそうじゃないですか!

監督は『荒川アンダーザブリッジ』の飯塚健
荒川アンダーザブリッジ』は見てない。調べてみたけど、他の作品も飯塚監督のやつは見てるのない。
でも『荒川アンダーザブリッジ』ってちょっと熱狂的なファンもいたやつだし、『宇宙人のあいつ』もきっとおもしろい!絶対おもしろい!

と思って私の大事な土曜日の夜(次の日ゆっくり寝れる唯一の曜日)にprime videoで見たんですよ。

……何故か私にはハマりませんでした。

あ、ここからこの映画好きな人は見ないでください。

結構最初の方から肌感覚で合わない気はしたんですよ。でもあらすじ面白そうだし、中村倫也伊藤沙莉柄本時生ですよ?
いや、ここから面白くなるかもと粘る私。


よくわからんジャガイモが飛ぶ。
伊藤沙莉の彼氏が嫌なやつ。


いかん、無理かもしれん…
いや、でも諦めるのはまだ早い。
だって私は中村倫也のデビューから「この子かわいいな」と思ってきたのだ。中村倫也の主演映画を最後まで見なければ。


変な鰻出てきた。もうダメだ。
土星人?の声が完全に「スッキリ」の山ちゃん。


……こっから挽回できる気がしない。
夫、「寝るわ」と途中離脱。
なんかごめん、と思う私。
でもここまで見たらと意地で最後まで1人粘る。
最後になんかあるかも。
なんかあるかも……!


……終わった。うん。寝よ。(深夜1時)

と土曜の夜を終えました。


たぶん好きな人は好きなんだと思います。
プライムビデオだと星3.9でした。(※2024年2月8日時点)

作品が合う合わないってありますからね。
万人に愛される作品なんてつまんないですよね。
そうです。私に合わなかったところで大した話じゃない。
いや、なんなら私だって本当はかっこよく「飯塚監督の作品はやっぱおもしろいよね!」と言いたかった。ツウぶりたかった…!

しかも、不思議なのが、自分でも正直何がそんな不満があるのかよくわからないんですよ。
鰻と天の声はもっとどうにかならなかったの?とは思いつつ、他の部分については何がそんなにハマらなかったのか…。

役者は完璧。みんなうまい。あらすじも面白い。セリフも滑ってる気はしない。
企画の段階でシナリオ読んだら「これおもしろい映画になりそうだね」って自分も言いそうな気がします。
何が合わなかったのかわからない。不思議……。


それにしても、中村倫也土星人役って、なんとなくギリギリ納得できるというか、似合っててよかったです。
焼肉屋中村倫也がいたら私も通います。
焼肉食べすぎで胃がもたれてても頑張って通ってしまう。


結論:家のそばの焼肉屋中村倫也が働いてなくてよかった。

おしまい。