とっつぁんnote

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異次元の東野圭吾と『秘密』

本はまぁまぁ読むよって人で、東野圭吾読んだことない人っていないんじゃないかと思うくらいのぶっちぎり人気小説家、東野圭吾

今年の4月「東野圭吾、著作100冊。国内累計発行部数1億冊突破!」の記事を見てマジでびびりました。※2023年9月6日に書いたやつです。

1億って……。
今、本は売れない時代なんですよね?
100冊1億部って、平均で1冊100万部じゃないですか。あれ?小説で100万部売れることってそうそうないやつですよね?ミリオンセラーってやつですよね?
平均100万部、累計1億部ってもう人気漫画にしかなし得なそうな数値を叩き出してるじゃないですか。もはや異次元。マジですごすぎ。

こんな人気作家でコンスタントに作品を発表してくれるって有難いだろうな〜と思います。こんな売れてたらもっとペース落としたって全然いいと思うんですけど、ほんとにずっとペースも落ちない。本読みたいけどなんだか読みたい本がないなという時も必ずそこにある東野圭吾。困った時の東野圭吾

出版業界どころか、映画業界も東野圭吾いなかったら困るんじゃないかってくらいよく映画化もされてます。予告見ると画面にどーーーんと「東野圭吾原作」とクレジットされ、多くの予告で東野圭吾のコメントも使われてます。もうこれ「東野圭吾原作」ってことを最大の売りにしてるじゃん!と思うことも多々。
それはみんなが「東野圭吾の作品にハズレはない」「東野圭吾の作品だったらおもしろいはず」っていう認識を持っているからで、本を読まない人も多い中で多くの人にそう思わせる、信頼させていることが本当たすごいと思います。

さて皆様、東野圭吾の小説で最も好きな作品はなんでしょう?

これだけ多くのヒット作がある方だと割れますよね。割れまくりでしょうね。
直木賞を受賞したガリレオシリーズ『容疑者Xの献身』をはじめ、映画化された『秘密』(ドラマ化も)『手紙』(ドラマ化も)『天空の蜂』『白夜行』(ドラマ化も)『変身』(ドラマ化も)『プラチナデータ』『真夏の方程式』『疾風ロンド』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『さまよう刃』(ドラマ化も)『祈りの幕が降りる時』『ラプラスの魔女』『人魚の眠る家』『マスカレード•ホテル』『マスカレード•ナイト』『沈黙のパレード』、ドラマで話題になった『流星の絆』『時生』『危険なビーナス』『新参者』……などなど挙げたらキリがありません。このまま3,000字までいけそうです。
そんな話題作、ヒット作揃いの中、私が最も好きな小説は『秘密』です。

【あらすじ】
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。
(Rakuten ブックスより)

私は『秘密』を映画で先に見たんですけど、個人的にはあまりいいと思わず、当初は東野圭吾にも『秘密』にも興味がなかったんですよね。映画は広末涼子が主演して結構映画賞も取っていたのでレンタルしてみたのですが、「ふーん」という感じで……

しかし数年後、通っている大学の生協でついに『秘密』を買いました。
平積みされていた文庫本の帯を見てしまったからです。

「運命は、愛する人を二度奪っていく」。

……秀逸。
そのコピーだけで瞬間的に泣きそうになりました。このキャッチ考えた人間違いなく天才。たった15文字が分厚い文庫の全てを表していて、このキャッチだけでも買う意義があると確信しました。

読んでね、びっくりしましたよ。もう全然違うじゃないですか。映画のせいでここまで『秘密』を読んでこなかったことを本当に後悔しました。

まず、藻奈美、小学生じゃん!!

いや、わかります、わかりますとも。映画2時間ですからね。多少の設定変更は致し方ない。藻奈美が小学生から大人になる過程で平介(直子の夫)との間で起こる問題やすれ違い、嫉妬が核となりますが、そこはまぁいいでしょう。2時間しかないですからね。ヒロインも1人がやった方がわかりやすいですからね。まぁそこは納得してます。比較的、原作からの改編に理解がある方なんですよ、私は。でもね、20年近く経っても許せないところがあります。

ラストです。

あそこどうにかなりませんでした?あれじゃあ直子の切ない気持ちが全然伝わらないじゃないですか!直子は……直子はあんなことしません!というより、してませんでした!あんなもん、バレていいと思ってるようなもんじゃないですか!
映画しか見てない人に伝えたい。違うんです、本当の直子は、あんな奴じゃないんです。実はちょっと気づいて欲しいな感出してわざと平介を傷つけるようなことしないんですよ!!
なんでラスト変えてきたのか謎です。
直子、映画だけを見てずっと勘違いしてごめん。

ついでに言ったら映画版のチラシも嫌いでした。何種類かあったかもしれませんが、私が見たのは、広末涼子小林薫が窓のカーテンから無表情にこちらを見ているやつです。しかもキャッチコピーが「あの父娘、なーんか、あるのよね。」

……違うじゃん(地団駄)涙!
そんなんじゃないじゃん!
なんで窓から覗いてんの?そのコピーで何を伝えたいの?
変なとこにオリジナリティ出そうとすんな!「秘密」のクオリティを最大限まで原作に近づけるように努力してくれ!あの素晴らしい原作の感動を、映像でも再現してほしいんじゃーーーー!

ということで、そろそろ再び映画化してもいい頃ではないでしょうか。
シーン少なくていいんで、藻奈美は小学生からやってもいいんじゃないですか?最近の子役うまいですからね。
大事なのは高校生以上の藻奈美です。
個人的に當真あみで行きたい。あの透明感は国宝。事務所の方、大事に育ててほしいです。
でもちょっと若すぎますかね。5年後なら當真あみ。
今すぐやるなら永野芽郁がいいかな。
平介はダンディーすぎるのも違うので、ムロツヨシあたりはどうですか?あ、けっこういい気がする。ムロツヨシ仮で押さえときましょう。
直子は、うーん、誰がいいかな。永野芽郁のお母さんですからね。美人じゃないわけないんですよ。でも美人すぎてもってところもあって。
あ、前の映画で藻奈美をやった広末も母親役でもいい年ですね。あ、でも邪念が入るからやめときますか。
うーん、松たか子?あとは尾野真知子はどうですか?
よし、メインだいたい決まりました!
後はどなたかお願いします。

 

おしまい。